こんばんは。摂食障害ブロガーの渡辺です。
今日は、昨年に発売された少しセンセーショナルな一冊を紹介します。アダルトチルドレンの方にお勧めの本です。
日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?
1,944円
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今一生 著作
この本はすごいです。
医療関係者や、ライター等が描く虐待問題でなく、
全くの公募で100名分の虐待を描いたものになります。
虐待した親に対して、今なら言いたい事、
言ったところで、どうにもならない事、
誰かに聞いて欲しいこと、
そんな100名分の嘆きの手紙です。
100名が全く違うケースなので、
近い人を見つけやすいですし、
別の種類の苦しみも分かったりします。
こんなに酷い虐待なのに、
なんで注目されないんだろう、
死んでTVでニュースになれば、
全国の人が、『かわいそう』といって
親を非難してくれるのに、
生きて残ったばっかりに
そのまま社会の
『親に感謝しろ』教に放りだされてしまう。
これでは、心も体も壊れてしまって当たり前ですし、
希死念慮を持つ人が多いのも当たり前だと思います。
ちなみに一般的ですが、
虐待には下記4分類になります。
◆身体的虐待 殴る蹴る溺れさせる首を絞める
◆性的虐待 子供への性行為、また見せる
◆ネグレクト 閉じ込める、食事を与えない
◆心理的虐待 脅し、兄弟との差別、DV
◆◆◆◆経済的虐待◆◆◆◆
◆◆◆◆文化的虐待◆◆◆◆
上の4つは厚生労働省のHPから
公式で発表されているものです。
最後の2つ、
経済的虐待と、文化的虐待とは、
公認こそされてませんが、
今さんはじめ昨今、
唱えられている概念になります。
そのまま文字のごとくで、
経済的虐待は、
強制的に働かせてバイト代をまきあげたり、
売春などへ無理やり導くケース
文化的虐待は、
教育を受けさせない、情報を制限する、
宗教や政治思想などで、過度な押しつけをするケース
等々になります。
TVなどで大々的に報じられるのは、
殴る蹴るで、死んでしまったとか、
他者に分かりやすい形ですが、
5,6に関しては、
子供に言葉が通じるようになった時に、
成長できない親がとる態度に多いものだと感じます。
幼少期に命を脅かすのが、1~2だとしたら、
精神衛生上に必要なのが3~4という感じでしょうか。
ただ、5、6に関しては、
広く社会に蔓延しており、
特に大人になって親以外にも、
会社、その他強制されるケースも多く、
昨今のブラック企業の考え方などは、
低賃金で長時間働かせる(経済的貧困)を促し、
そのための手段として『ここでしか働けない』等々、
洗脳的に接したりするので、
文化的虐待とも言えますね。
よく言われている『社内文化』というのも、
少し怖い言葉だと思います。
この辺の話は色々長くなりますので、
また少しづつ書いていきたいのです。
これも国のHPにあった資料です。
この数字が本当か否かは分かりかねますが、
以前であれば、『しつけ』『体罰』『教育』で
通報されないケースが、
今なら通報され、
増えている数字なのかもしれませんが、
それにしてもひどい数字です。
としても、
この100名分は、氷山の一角で、
全国いったいどれだけの被虐待児がいるのか、と。
この総数に対して、
10歳になったら、
『親へ感謝しましょう』と1/2成人式があり、
社会人になったら
『初の給料で親に○○を買いましょう』と報道され
結婚したら『親への手紙』
・・・・商業主義の世論は、
本当にずれていると感じました。
被虐待児の方が、
早く親元を離れて健やかに過ごし、
何とか生き抜いて欲しい。
死なないで欲しいと切に感じました。
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