降り下ろしの刑

　　　
　　今日のブログはハッキリ言って長いよ

妊娠してから、本当に体の調子には気をつけるようになった。

くしゃみ一つ、咳一つ、寒気がしようもんなら即ベッドへ。
ちょっとダルイとなるとすぐベッド。お腹が張るとすぐベッド・・・

という感じで、家にいるとだいたいこんな感じで妊婦生活している。

体を横にするとなんとなく安心するんだよね。
お腹の張りや貧血になると、座るだけでは落ち着かないんだよ・・

で、あれはいつだったかなぁ

１ヶ月くらい前だったかなぁ。ちょっと忘れちゃったんだけど、
私ちょっとした風邪をひいてしまったんだよ

すごく気をつけていたのにも関わらず、体が重くて頭が痛くて、
咳もちょっと出るし、熱も少しあった。

その日は平日で、彼は普通に会社に行かなくてはならなかった。
しかもそんな日に限って、彼の会社の歓迎会だか送別会だか、
そんなんだったかで、仕事が終わって定時では帰れない、そして断れない
飲み会が入っていた。

もちろん私的には、仕事が終わってすぐ帰ってきてほしかったけど、
会社に入ったばっかりで、彼が主役的な飲み会だったから、絶対に
参加しなければいけない飲み会でしょ。
そこは仕様がないと我慢したわけよ！！！

私は風邪をひくと、無性に寂しくなったり心細くなってしまう。
子供の頃はそうでもなかったんだけど、なんか大人になるにつれ、
体が痛くなったり、体にかかる負担が大きくなり、それに比例するように
心も寂しくなってしまうのだ。

だから風邪をひいたら、15分に一回は様子を見にきてほしいし、
おでこのタオルを変えてほしい感じになる。

ちなみに去年インフルエンザにかかった時は、マジで死ぬかと思ったし、
あまりの熱と体の痛みに涙が出てしまうほどだった。

で、今回の風邪はただの風邪じゃないでしょ

風邪は風邪でも、妊婦の風邪よ

不安がでてしまうのよ

しかも私の非妊娠時の体温は35度2分。妊娠時36度8分。
ただでさえ毎日体温が高くて辛いのに、風邪をひいたことで、さらに上昇。

って言ってもこの時の風邪の最高体温は37度2分

それでも、本当の普段は熱が低い私。
37度台になると、かなりキツイのだ

その日一日はずっとベッドの中でうつらうつら。
頭の痛みと体のだるさとで、既に心細さは絶好調

仕事が終わり彼が会社から電話をかけてきた。

とりあえず、体の調子はどうだとか、お腹は大丈夫だとかそんな感じ。

『今から、飲み会に行かなきゃいけないけど、平日だし明日も会社だし、
　早めになんとか切り上げて帰ってくるから』

と、そんな感じで電話を切った。
とりあえず私のマミーが帰ってきて、心配そうに『大丈夫ぅ？？』

風邪に効きそうなご飯を作ってくれて、また眠りについた。

あれは何時だったかなぁ。
鍵をさす音、玄関が開いて彼が帰ってきた。

私的には、まず真っ先に私のところに来て、様子を伺いにくるんだろう
と思っていた。
電話で私の状況も言ってたし、風邪をひくと心細くなることも
知っていると思ったし。

でも現実は違ったのだ

玄関の扉を開けた時から様子はおかしかった。
というのも、誰かと話してるんだよね

そう、彼は電話をしながら家に入ってきた。
しかも一声でわかる、酔っぱらってるということに。

まず声がでかい

そして足音がうるさい

一度ベッドルームに来て、私の様子をうかがった後、目で大丈夫か？？
的な合図をしてきたので、『普通・・・』的な感じの合図を送った。

この時、まだ彼は電話中ね

私が寝てるベッドに座って、ぺちゃくちゃ電話でお話中。

私は既にこの時ちょっと切れてるんだよ。
声はでかくてうるさいし、酒臭いし

、たばこ

臭いし。

しかも手は洗ってないは、うがいもしてない

彼は煙草吸わないんだけど、服や髪の毛に匂いがついてるんだよ

そんな彼を思いっきり軽蔑した眼差しで、彼を思いっきり睨みながら
『臭いし、うるさい

あっち行け

』
と、どついた。

彼が誰と電話してるかは、あのでかい話し声を聞いたらわかる。
絶好調の沖縄弁。
沖縄独特のアクセントと訛り。そして方言。

私は沖縄弁が大好きだ。
最初は何を言ってるんですか？？？？と異国語だったけど、今では何を
言ってるかわかるくらい取得

笑

その沖縄弁を話していて、話の内容から沖縄在住の友達なのは歴然だった。
普段だったら、耳ざわりの良い沖縄弁が、その時はもう嫌な感じ。

とりあえず早く切れよ

と、心の中で何度思ったことか。
普段だったら別に良いけど、この時私は風邪をひいてダウンしてるんだよ

飲みに行ってる時点でちょっと有り得ないのに、会社の飲み会だから
仕様がないと思って我慢してたのよ

でも電話はあり得ない

電話がきてたとしても、例え久しぶりに話してる地元の友達だろうと、
妊婦さんが風邪を引いてダウンしてたら、普通早めに切らない

また明日でもお話はできるでしょ

彼が電話で笑う度に殺意が芽生えたね

結局彼、どれくらい電話してたと思う

家に帰ってきて30分以上電話してたのよ

一時間とは言わないけど、最低でも40分は話してたね。

やっと彼が電話を切り、うがい手洗いはしたものの、酔っぱらってるから
そのままベッドに入ってきやがった

『臭いっっっっっっっっっっっっっっっっ

』

そこから私はもうどれだけ彼が信じられないかを、まくしたてた。

『マジでお前信じられないんだけど

』

もう当たり前のように彼を“お前呼ばわり”だよね。

でも酔っぱらってるから、彼から返ってくる言葉は平謝り状態。

なんか、風邪でさらに平常心でいられない私はあまりのムカつきさに、
涙がでてきそうになった

それでもムカつきの方がかなり勝ってたので、既に隣で横になって
半分以上夢の世界に入っている彼の胸をめがけて、
思いっきり、力一杯腕を振り下ろした。

　　　ボゴッッッッッッッッ

鈍い音がして、彼が『いったぁ（痛）

』

しかもかなりビックリしている様子。
既に半分夢の中にいる彼は、一瞬状況判断に困ってビックリしたのだろう。

こっちとしては“フンっ！いい気味だぜ！”・・・・・

でも私は腕を振り下ろした後、なんか無性に哀しくなってきて
ついに涙が出てきてしまった。

こっちは大変なのに、酒飲んで酔っぱらって帰ってきたと思ったら、
そこからの長電話。

もう心の底から悲しくなってしまったよね・・・・

さすがの彼もちょっと酔いが冷めたらしく、そこからすばやく
シャーワーを浴びて、体に染み付いた煙草と食べ物の匂いを落とし、
私の水枕とおでこのタオルを変え、そこからせっせと看病を始めた。

そこからなんとか私の機嫌を取り戻そうと必死だったけど、
私の返す言葉は

『酒臭いからしゃべるんじゃねぇ

』

　　　　　　とか

『うるさいから近寄るんじゃねぇ

』

という悪態をついた言葉だったということは言うまでもない（笑）

なんとか私も落ち着いてきて、彼も“ごめんな”と謝りながら看病
したので、とりあえずその時は許してやった。

ていうか、私も体調が悪いから、そんなに怒ってばっかりもいられないのだ

次の日の朝、彼は謝ってきた。

『昨日は酔っぱらってたわ。ごめんな！体調はどうだ？？？』

という会話を交わし、まだ本調子ではない私は勿論お弁当はお休み。

この日、彼が早く帰宅したのは言うまでもないわね・・・

笑

普段は優しい彼だけど、酒を飲んで酔っぱらうとマジでムカつくときがある。
こいう時はだいたい安い酒を飲んでるときが多い（笑）

この前も酔っぱらって帰ってきて、ムカついたから箸で攻撃したったわ。
どうせ次の日はあんまり覚えてないし、酔っぱらってるからいいや！
みたいな・・・・・。

胎教に悪いわね・・・

言葉遣いも悪くなってしまうしさ・・・。
気をつけなくては

もうBABY君には聞こえてるんだもんね。
気をつけよぅっと

つうことで、今日のブログでめっちゃ彼を落としてやったぜ

昨日は上げてやったから、これでチョンチョンですわ