第3回国際親善大会2 | 安芸地区本部 錬心舘のブログ

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 第3回国際親善大会が開催されたのは台中市の国立中興大学体育館です。

体育館としては新しくはありませんでしたが、ありがたいことに空調はばっちり効いていました。

 今回の大会の安芸地区本部の入賞者は3名。その中で一番いい成績をあげた中学生の部3位の大杉幸蒔の貰ったゼッケンは2番。トーナメントでは最悪の番号です。しかしながら第1シーの選手にも見事勝利して勝ち上がり、準決勝では僅差の主審判定で敗れました。舛田拓海は高校型4位。安芸地区大会と同じで準決勝指定型の五十四歩の練習不足が響きました。少年部では島田啓太が安芸地区本部小学生で唯一の入賞で、ベスト8に勝ち残り敢闘賞を受賞しました。

 今大会はなぜか1回勝てばシード選手という組合せが多く、厳しい組合せとなりました。それでも安芸地区本部の選手たちは良く頑張り、さきの大杉選手をはじめゼッケン1番の第1シード選手に3種目で勝利しています。

 その他のベスト8は一般重量級組手で岡安徳明、また宮嶋響が型・組手2種目で進出しました。

 また惜しかったのは、低学年の部で小林莉緒と高学年の部で荘川見歳。共にベスト16まで勝ち上がり、主審判定の僅差でそれぞの種目の優勝者と準優勝者に敗退しました。

 

 組手では重量級で岡安選手が活躍しましたが、ベテラン宮地和英も、今年から一般の宮嶋優樹も1回勝ったあと2回戦で第1・2シードの選手と対戦し残念ながら敗退しました。

 高校重量級出場の林瑞樹も2回戦で第2シードの選手に敗れましたが、1回戦鮮やかな上段回しで一本勝ち。相手選手はしばらく立ち上げがってこれないような破壊力で、大器の片鱗を見せてくれました。


 さて私ですが今年は一般男子型試合の他、一般軽量級のベスト8の主審を担当させてもらいました。総合優勝した原田選手をはじめとする軽量級の強豪選手の素早い技を判定するのは片時も気を抜けずかなり疲れました。

 じつは前日の会議で安芸地区の役員は一人も審判に入ってなく、役員の方から申し訳けなさそうに空きの所に入ってもらうようにしますと言われたのですが、内心はラッキー試合が見れるとルンルンでした。「私達はスペアにして下さい。」と社交辞令を言ったのですが、私達は本当にスペアとして多くのコートを担当することになってしまいました。


 さて今大会始めての海外開催ということもあり、選手係など言葉が通じないのにどうするんだろと思ってましたが、黄色いTシャツを着た大会役員のボランティアの人達は本当に親切でテキパキ動かれ、その素晴らしさに大変感銘を受けました。

 はじめての海外での国際大会を主管された台湾錬心舘の皆様をはじめ、今大会を開催するために御努力いただいた全ての皆様に安芸地区本部として、心より御礼を申し上げたいと思います。


 大会は20時すぎに終了しました。本部長である私は大会後の打上に呼んでいただき、ホテルに一度戻ってから再び昨日のスプレンダーホテルへ向かいました。打上会場はホテル近くのレストランで行われました。その席ではじめて今大会を開催するにあたり八面六臂の活躍をされた御宗家の娘さんの保なるみさんとお話しすることが出来ました。美人なのにとても気さくな方で、驚いたことにフェースブックなどで多くの安芸地区の人達と交流をもたれていることがわかりました。


 さて私の一年で一番長いと思われる一日が慌ただしく終了しました。明日からは台湾観光。その詳細は次回で報告させてもらいます。