アユ釣りの遠征での必需品。

その一つに氷があります。

釣り終えてアユを良い状態で持ち帰るため、オトリ缶の中で大量の氷で氷締めしてから、クーラーボックスに入れます。

必要な時にコンビニで買えは良いのかもしれないが、毎度毎度買っていたらかなりの出費になります。ちなみに、1.7kgの氷板で350円ほどでしょうか。

 

私は去年まで厚手のビニール袋(15号)に水を目いっぱい入れて約4kgほどの氷を作り、釣行の際それを2個ほど持っていき、使っていました。大きな氷のかたまりだと、6面クーラーなら一泊釣行で真夏、炎天下の車の中でもあまり溶けません。

しかし、その氷のかたまりは中央部が白くなり、アイスピックで割るとその中心部分はぐずぐずとして、良い状態ではありませんでした。

いろいろ調べると水には塩素など不純物が多く含まれており、それらの不純物は凍りづらく、不純物は一番最後に凍るため、不純物を含んだ水が中央部に集まってきて、白くぐずぐずした状態になるのです。

言い換えると、透明の氷部分には不純物は含まれていないということになります。

 

その透明な氷を作ります。

ポイントは、上から順に凍らせ、下部分に残った不純物を多く含んだ水は捨てる。ということです。

 

4Lから5L入るケースの上面以外に発泡スチロールなどの保温資材で囲い、水を入れ冷凍庫に入れ24時間から36時間凍らせます。

それ以上の時間をかけると不純物も含めて凍ってしまい、不純物部分を取り除くのに手間がかかりますので、下に水が残っているくらいが良いと思います。

 

ですから、このケースを使った場合4Lから5Lの水を入れても、氷としては2kgから3kg程度の出来上がりです。

 

この透明な氷、シーズンになればクーラーボックスにいれて活躍しますが、それまでの間。ほかに使いたくなってしまいました。

 

そうです、ウイスキーに入れたくなってしまうのです。

今までは冷蔵庫の製氷機で作った白い氷で、すぐ溶ける、カルキ臭い、を我慢しながら使っていましたが、この透明な氷を作ってからは言うことなし!です。快適です。

 

ウイスキー用は別として、アユ釣り用にはこの氷板を10個ほど作り、釣行のたびに追加作成します。

 

なお、透明な氷の作り方や不要部分の砕き方は多くのバーテンダーの方々がユーチューブにアップしているので、参考にしてください。

 

[透明な氷でどれを飲もうかな]

[この氷で一杯]

[2時間後でもこんなに残っている氷]

[どうですか、この透明な氷。これでアユを〆て持ち帰ります。]

 

[写っている百均の包丁で氷の出っ張りなど削り成形します]

[このケースで凍らせます。下に写る発泡スチロールがポイント]

 

[48時間後、写真手前底部分に不純物が白く凍っています。]

[白い不純物部分を削り落とします。]

[良い氷が出来上がり。]