聞いたことがあるという方も少なくないと思いますが、
北欧スウェーデンには、
「FIKA(フィーカ)」という文化、慣習があります。
早い話がティータイムやお茶会ですね。
でも、
ただのティータイムやお茶の時間とは、どうやらちょっとだけ意味合いが違うらしいのです。
厳密な違いはわかりませんが、
美味しいお茶を飲むこと、それ自体がポイントではないみたいです。
休憩時間をとって、気持ちを切り替えたり、リラックスするという意味があるのはもちろんですが、
お茶を飲みながら、他の人たちと気楽におしゃべりする機会を作ることで
新たなアイデアを思い付いたりして
(ブレインストーミング)、
ひとりで長時間、作業し続けるよりも、
効率的で生産的な仕事ができるのです。
そして何より、
お茶の時間を通して、みんなとおしゃべりすることで仲良くなるのがポイントです。
フィーカは社交の時間なのですね。
だからお茶の時間は、お茶やお菓子を楽しむだけではなくて、
他の人に話かける、他の人に話を聞いてみるというのが大事なのですね。
ストレスの多い仕事の合間に、お互いに励まし合う時間を意識的に取るというようなことも大切なことだなと思います。
日本では職場の上下関係が激しくて、とても打ち解けて話せるような雰囲気ではないということも少なくないかも知れませんが。
北欧の人々にも職場の上下関係は一応あるとは思いますが、日本と比べたらもう少し対等な関係で接しているような気がしますね。
そして、そんなフィーカの時間にはやはり、クオリティの高いお茶や、美味しいお菓子の存在は欠かせません。
スウェーデンではシナモンロール(カネールブッレ)が特に有名ですが、他にもたくさんの種類のお菓子があります。
私は個人的に、乳製品や卵の入っていないお菓子(vegan)を選んで食べるので、紹介できる商品の数が限られますが、今から紹介するのは国民的に人気のあるお菓子(ロングセラー商品)で、スウェーデンでは誰もがよく食べているものです🇸🇪
なので、コンビニや小さなスーパーマーケットでも必ず売られています。
スウェーデンに旅行に行く予定の方は、お茶のお供に、ぜひ一度試してみてくださいね。
美味しいですよ!
一番おすすめ!日本にはないタイプのお菓子です。軽めのチョコレートケーキ(風の何か)に、ココナッツフレークがかかっています。
3. 「ゴットオックブランダット」
スウェーデンではどこでも見かけるグミキャンディ。止まらなくなります。日本で生まれ育った人は、黒いリコリス味のキャンディに注意してくださいね。(私は好きですが、初めて食べる人はその奇妙な味にビックリしてしまう可能性がありますよ!)
ちなみにフィーカの語源は、スウェーデン語の「カフィKaffi(英語のコーヒー Coffee)」です。
逆さま言葉ですね。
昔よく、日本のおじさんたちが、寿司をシースーって呼んでた(いつの時代ですかw)のと似たような現象が、まさかのスウェーデンでも起こったということなのでしょうか?笑