3日目利尻山登山の朝。
4時前に起床最も日が長いこの時期の日の出は3時45分頃。
部屋から朝日鑑賞
おぉ晴れてるぞ
ちょい食べてから4時45分に宿を出発、登山口まで車送迎付き
登山者が多く特に難所もない約12kmの中級者向きコースだけど、標高差約1600m、登り6時間+下り4時間、休憩入れて天気がいい日でも11時間必要とのこと
そんなに長時間歩いたことない…
また山ログを見れば、
「とにかく8号目からが長い」
「9号目から強風で体が飛ばされる」
などなど
で、かなーり覚悟して来ました^^;
日帰りなので荷物は軽いけど、途中にトイレや水場はなく、長丁場に備え宿で用意してもらったおにぎり弁当の他、いつもより多めの行動食、水2ℓ、携帯トイレ持参。
4:55,利尻北麓野営場登山口出発
日本名水百選の湧水で、ミネラル多くまろやかな甘味があるそうです
緩やかなエゾマツの樹林帯を進み、4合目“野鳥の森”(ホントに野鳥の声いっぱい♪)、5号目“雷鳥の道標”(ホントに雷鳥居るの?)など、目安があるのが嬉しい
予報は曇りのち晴れ、気温は約17度、週末で若者も多く、さすが彼らは軽装+ストック無し、ペースも早目
100分で6合目第一見晴台到着
森林限界を抜け、正面に利尻岳手前の長官山ピークが見え、振り返れば視界がどーんと開けます
ちょい登って6,5合目より
正面に礼文島からペシ岬まで
ここから通称7曲のジグザグルートが続く7合目“胸突き八丁”をこなし、第二見晴台到着
高度も青さも増して来た
更に登って8合目長官山到着
ここでようやく正面に利尻山山頂がお目見え、素晴らしい勇姿にマジ感動
ちなみに生態系を守るため携帯トイレ持参ですが、トイレブースは6,5合目、避難小屋、9号目にあり、9号目のブースを覗いてみました
便座下のカゴに携帯トイレを設置する形式、思ったよりかなり綺麗で匂いも無し男性の小はペットボトル(広口推奨)を使用するよう説明書がありました。なるほどねそれ事前に知っておきたい情報^^;
9号目から足場が悪くなり正念場、途中から沓掛ルートと合流します。
崩落箇所登山者急増で進んでるそう。
歩きやすいよう整備してあります
元気のある方は資材を運ぶお手伝い案内板ありました。我々すみません^^;
振り返れば絶景
ヘロヘロのダンナ^^;
北アルプスのような高い標高ではないし、懸念の風は全く無く(むしろ少し欲しい^^;)、天気も景色も素晴らしく、かなり覚悟して来た私は行動食と水分をまめに摂って結構元気
そして出発から4時間、
ついに利尻山登頂
ちょい下からぐるっと
360度海が見える百名山はここだけだと聞いてたけど、ホントその通り水平線と青空の境が分かりづらいほど青の世界
そそり立つ岩
そして高山植物も美しい
ウコンウツギ、ハクサンチドリ、特にエゾノハクサンイチゲの群生が綺麗でした
おにぎりを食べながら景色と達成感を満喫♪そして下山開始
ホントの正念場はここからでした
登りより下山が大変なのは常ですが、滑りやすい9,8号目の急な下りでダンナはシャツと手袋に穴が開くほど派手に転び(幸い擦過傷程度)、また途中足も攣らせてるし水分水分
私もしつこい浮石道で何度もストックに助けられ、また樹林限界帯ではずっと後ろから強烈な北国の太陽を浴び、その緊張感のま〜長いことOver50は膝にくるね。
利尻空港の滑走路も見えます。
樹林帯に入ってホッとする
そして13時無事下山
往復8時間の登山でした
宿の方に迎えにきてもらい、早く下山できたのでこの後も出掛けますが、続きはまた。
以下備忘録
持参して消費し切ったもの
•水2ℓ(うち500mlスポーツドリンク)
•おにぎり2個+漬物
•カロリーメイト小1箱
•満足一本バー1個
•塩レモンキャンディ数個
行動食は少し余ったけど、汗っかきなら水分はもう少しあっても良いくらい。
服装
モンベルの夏用アンダーシャツに薄手ウィックロン、薄手パンツ。帽子など日除け対策はマスト。
岩綾帯ではないので、靴は軽目で良し。
今回は無風でウインドブレーカーは未使用でしたが、気温が上がるほど強風になるそう。
虫対策
気温上昇と共に虫が出てきたものの、鬱陶しいほどではなく、途中虫除けスプレー1回使用。
とにかく全ては天候によりけりです。
持参し忘れたものは、消毒薬。
町にドラッグストアなんて無いし、宿や食事処に聞いてもウチには無いとあっさり^^; どこもサービス精神が割と薄めです。
〆にYAMAPの私の山ログ
約40秒3D、実はこんなの記録できるって初めて知りました(プレミアム登録です)