いよいよ赤岳登頂の朝
よく眠れなかったのはいつものことで、5時には起床
今回ツアー客8人のうち、我々2人は下田さんと赤岳、2人が久野さんとジョウゴ沢、4人が種村さんと硫黄岳の予定。我々以外は冬山経験者で、年配の方でした。普段は40代が多いそうです。
![グー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/116.png)
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
おぉ〜美しい青空と雪山
ほんのり朝焼け
で、この格好↓で大丈夫でした
流れの早い雲で山は見えなくなり、切れた瞬間を手袋を取る勇気あるダンナが
中岳&うっすら奥に阿弥陀岳
右から赤岳と横岳
雲に隠れたり晴れたりの繰り返し。
稜線に出ると、案の定ものすごい強風に煽られ、とりあえず岩陰に避難し、下田さんの判断に委ねます。
恐らく気温マイナス15℃、風速15〜20m、体感温度はマイナス30℃くらい。赤岳取り付きエリアはもう少し風が防がれ、登頂は可能。しかし下山する頃、これからやって来る爆風に当たると予想され、今回はここで下山と判断されました。こういう判断基準も学んで欲しいとのこと。
私は手がそろそろ限界で、正直ちょっとホッとした^^; 髪が凍ってます
この優秀なBlack Diamondのソロイスト↑という手袋はマイナス28℃まで対応とのことですが、ホントその通りでした。
![滝汗](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/039.png)
すごく暖かく感じる
無事赤岳鉱泉に到着し、下田さんが顔の凍傷チェック。私はバラクラバ(目出し帽)をしてると、息でサングラスが曇ってしまうので完全には隠し切れず、鼻がやや凍傷なりかけとのことでした
ツアー他チームも撤退、結局は我々が一番上まで登ったとのこと
ランチして充分温まってから、下田さんの提案で、なんとアイスキャンディにチャレンジすることに
カマキリピッケル(笑)を借り、基本的にアイゼン講習会で習った動きで、早速下田さんに言われるがまま取り付く私
10mほどの氷壁、やや傾斜がある下半分まで行ってみましょうと聞いてたのに、そのまま下田さんの誘導が止まらず、あれよと垂直の壁へぐぐっと氷壁が迫る
結局最後まで登り切りました褒め上手の下田さん誘導のお陰
お次はダンナのチャレンジ
185cmの身長はリーチが長く、あっという間に行けそうに見えたけど、慎重なダンナは途中で辞めました。ちなみに降りるのはロープに委ねるので楽チンです
下田さんはもう一回くらいやらせたかったようだけど、残念ながら下山時間のため終了。いや〜めっちゃ楽しかった〜
クライミング専門の久野さん下田さん、
「是非夫婦でクライミングやって下さい!パートナーが居ることは非常にラッキーなんですよ」
って、いや〜そんなキラキラしながら言われても…^^;
13時過ぎ、下山開始。
もうアイゼンもピッケルも不要、真っ白な雪の世界を満喫しながらのサクサクハイク
15時半過ぎ、小淵沢駅で名残惜しみつつ下田さんとお別れ名ガイドにホントお世話になりました
小淵沢駅より
あずさに乗り、ビールで乾杯
車窓から富士山
お陰様でデビューを果たし、ものすごいいい経験&勉強ができました。何より無事帰宅ができて良かったです
1泊2日冬登山デビューはこれで終了、装備についてなど、またアップしようと思います
アイゼンを見つめるコタロー