皆さんこんばんは(*´∇`*)
お元気ですか?

私も花粉とたたかってはいますが、
健やかにやっております☆


健やかに……と言った口でこんな話を持ってきてすみません。

今日は
『慶喜さん×お箸×ちょいえろすな雰囲気(当社比)』
のSSです。



なんでwwってね



えーっと、手をつけたのは冬のはじまり~半ば頃だったかな?

ある日のお掃除中、ソファから菜箸が出てきたんですよ。

「ソファから菜箸出てきた ふぁー!」

みたいなテンションだったその日、その出来事をTwitterで喋ろうとして ハッ(*゚Δ゚*)としたんです。

ソファから菜箸出てきたとか言ったら、なんかえろすに取られる…?

だってなんか少しエイチじゃない?
ソファから棒…

と思ってしまったが最後、
箸を持った慶喜さんもくもくもくとこのだめな頭に浮かんで来たんで、書くしかないなと(だめ


すぐに書きはじめたものの、
…こんなことするか?(自嘲

となって放置してましたが、
数日前にうぬちゃん(箸プレイ妄想誘ってました)が「箸とアイスで書けそうだわ」と言ってきてくれたので、この度二人でそれぞれの箸慶喜さんを書き上げることとなりました(*´∇`*)


うぬちゃん、だらしない私をいつも楽しさで引っ張ってくれてありがとう♡


うぬちゃんの『慶喜さん×箸×アイス』、
またこちらとは一味ちがってそわそわどきどきにやにやなので是非ご賞味くださ…

是非ご賞味されちゃってくださいね(♡ˊ艸ˋ♡)(意味深)



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それでは ここでは私の
幕末版 慶喜箸をどうぞー(*´∇`*)


※当初の予定よりいやらしさをおさえて、爽やかな出来になっております。棒とか関係なく笑

仕上げた季節が春だからでしょうね虹



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にっこり笑って差し出された箸先には、お魚の身が一口分、きれいに摘ままれていた。

戸惑う私に口を開けるよう、瞳の動き、それにお箸を近付けることで促した。

「でも…あの…」

お食事されてた慶喜さんのお箸。
お座敷用に紅を塗った私の唇。

「早く。落としちゃうよ」

困ったような言い方をするから、私もきっと困った顔になりながら、観念して口を開いた。

開いた唇の隙間を見られるのは恥ずかしいから、小さくしか開けられない。そこへ慶喜さんは器用にそっと、お魚を乗せてくれた。

視線を感じながら口を閉じると、お塩を振って炭火で焼いた香ばしい風味がひろがった。

「おいしい?」

「はい、とてもおいしいです。…けど…」

尋ねるように慶喜さんを窺うと、彼の方もあれ?という顔をした。

「ごめん、興味深そうに魚を見てるのが可愛くて…一緒に食べようと思ったんだけど……。ちがったかな?」

そこまで言われてはっとした。
はっとした瞬間から、じわじわと顔が熱くなる。

「…ごめんなさい、失礼なことをしてしまいました…。違うんです、お魚じゃ無くて……」

「こっち?」

慶喜さんは隣の、黒豆の入った小鉢を持ち上げた。

「いえ…慶喜さんの」

「…?」

「慶喜さんのお箸の使い方が、とても優雅に感じて…見とれて しまって…」

ごにょごにょと小さくなった語尾に、慶喜さんの笑う声が重なった。

「そんなところを褒められたのは初めてだよ。そうか、○○はこういうところに反応してくれるんだ」

楽しそうにすぐそばで笑みをこぼす慶喜さんの気配は幸せだった。だけど出来れば他のことで、その微笑みを引き出せるようになりたいなと思う。

菖蒲さんみたいに知的で艶やかに、つまびく音色や言葉選びで魅せられるようになるのはいつだろう。情けなく眉を下げた。

「こうしてお座敷に呼んでもらってるのに、私の方が見とれていちゃだめですよね。慶喜さんを見習って…がんばりますね」

照れ隠しと自分への戒めを混ぜた宣言をして、徳利を傾けた。

「…ふうん、○○にはそういう風に見えてるわけだ…」

お酌を受けてくれながら、慶喜さんはもう片方の手を顎に添えて半分独り言のようにそう呟いた。

それから改めて私を見る。
猫のようなきれいな形の目の中に、行灯の赤い光が揺れていた。

「俺の目に、お前がどんなに美味しそうに映ってるか、知らないんだね」




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「え…?」

慶喜さんからこぼれた小さな呟き。
聞き返した私の声も動揺して薄く掠れた。

くいとすぐに空けられた杯がお膳に戻されて、新しい徳利に手を伸ばした。
目線を落としたその一瞬に、何か鋭いものに唇を挟まれる感触があった。

「!」

反射的に後ろに身を引くと、唇のすぐそばにあったのは、ほんの少しだけ開かれた空の箸先だった。

視線はお箸をたどり、それを持つ慶喜さんへと移る。

驚きで丸く開いた私の目とは対照的に、慶喜さんの瞳はあやしい色を含んでいた。

どきりとしてる間にも、また下唇を摘ままれそうになって、膝をくずして後ろへ避ける。

「………」

そのままの姿勢で何秒間か。無言で対峙してる間、私の頭は数パーセントも機能していなかったと思う。
慶喜さんはその数秒に何を思っていたのか、お箸を手にしたままゆっくりとこちらへ一歩這い寄った。

あと一歩 間を詰められたら捕まってしまう。
いつもなら嬉しいその距離も今日はなんだか空恐ろしい。滑る畳の上を慌ててずってなんとか一歩分、彼から離れた。

「どうして逃げるの、○○」

「慶喜さんこそ…どうしてお箸を持ってくるんですか」

少人数用の狭いお座敷。
探りを入れてもその答えを聞くより早く、壁に帯が当たって行き止まった。

訳のわからない緊張感に、畳に爪を立てる私の手のすぐ横に、慶喜さんも左手をついた。


(…どうしよう、逃げ場がない)


なんで私達はこんなことになってるんだろう、どうしていつも上品な慶喜さんがお箸を持って這い迫って来るんだろう。

ぐるぐると浮かんで来るのは疑問符ばかりで、回避策のひとつもひねり出せないまま、ついに伸びてきた二本の細い棒に下唇を摘ままれてしまった。

「や…」

払う間もなく、慶喜さんがそれを食べに来た。唇がお口に入ると箸は外されて、はむはむとした動きに翻弄される。帯をつぶしてはいけないと思いながらも、力が入らずに土壁にもたれて擦り付けてしまった。

咀嚼(そしゃく)にしては短いけれど、口付けにしては息があがってしまうくらいの長さ。丁度そのくらいを食べられて、一度離された。


すぐにまた箸先が見えて、今度は上唇の端をそっと挟む。くすぐったくて首を振ると、挟まれていたところがぱちりと外れて じんと熱く痺れた。

「ほら、○○。お行儀よくして」

(どの口が…!)

「手で隠されたら、食べられないよ」

ね?と溶けるような瞳で私を引きずり込む。

この事例だと反論すれば勝てるような気がする。そんな気はするけれど、身に染みて解っているこの人の聡明さと、焦がれている弱味から、結局強く出る気にはなれなかった。


「……。…お箸は いやです」

「箸じゃなかったらいいの?」

「……」

言葉で答える代わりに口を覆っていた手を少しずつ離してみると、慶喜さんが顔を寄せる。それが自分に重なるまで見届けるなんて出来なくて誤魔化すように目を閉じた。


慶喜さんに食まれる寸前、やっぱり唇が何か細くて硬いものに挟まれた。


ふふっと吹き出して軌道のずれた顔の向きを、慶喜さんの指にそっと修正される。

合わせた唇の形で彼も笑っているのが伝わってきて、幸せな気持ちで捕食を受けた。






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おしまい