100分クオリティの突発的 秋慶ですよ
あー眠い…☆です(ノ´▽`)
※このお話はボーイズラブ(男性同士の恋愛)です。
そのような描写は無いけれど、免疫の無い方はお気をつけください(´ェ`*)☆
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(しまった………コート、あいつの部屋だ)
公園の滑り台の頂上にしゃがんで、そこから鈍く光る都会の星を見上げて鼻をすすった。
師走になると大人は何故か忙しい。
それは俺達の上にも例外なくやって来て、
すれ違いの日々が続いた。
あんなにも一緒に過ごした夏が遠い昔のように感じる。夜になっても熱を失わないコンクリートの道を、コンビニまで二人で笑いながら歩いたっけ……。
(……あの時、俺達は何があんなに面白くて笑ってたんだっけな…)
視界の隅に、ぼんやりと白く浮かび上がるような看板を捉えながら、そんなことを思い出す。
あの日の秋斉の笑った顔も………今となっては幻みたいに遠かった。
ああ見えて秋斉は人を惹き付けるから、たまに会えた日も忘年会だなんだと友人達が一緒だった。
久しぶりに二人の時間が出来たかと思えば、ほんの些細なことから言い合いになり、あいつの部屋を飛び出してこの有り様だった。
正論を聞きたかったんじゃない。
ただ「辛かったんだな」と秋斉が労ってくれたら、しばらく続いた多忙も、理不尽だと感じた出来事も全部、どうでもいいことに変わるのに……。
「…なんか…寂しい…」
愛したのが可愛らしい女の子だったら、こんなとき優しく受け止めてくれるんだろうか……?
でも、残念ながら何故か。
「あの、冷たい男なんだよなぁ……」
報われない想いが虚しくて、もう一度遠い星を見上げながら渇いた笑みを漏らした。
空へ吐き出す白い息はすぐに闇へ溶ける。
それを二三度見届けた時、バサリと横から飛んできたものに視界を覆われて、びくりと肩が跳ねた。
顔にかかったそれを慌てて手に取ると、見慣れたコートだった。
「………………」
「…………風邪ひく」
下を見下ろせば、無表情の秋斉。
その顔が悔しくて、こちらから折れてやるもんかと口をつぐむ俺に、秋斉はぶっきらぼうにそう言った。
「………………お前には、関係な…」
「……ええから、はよ降りといで」
―― ほんま面倒くさい ――
語尾に小さくそう呟かれて、思わず滑り台をかけ降りてあいつに向かい合った。
「…………っ」
向かい合ったはいいものの、言葉が出なかった。
面倒ならもういい、
お前なんか大嫌いだ、
二度と会いに来てやんないからな、
頭の中でそんな言葉が生まれてきて、それをそのままぶつけてやりたいと思うのに、どうしてか口が開かない。
秋斉はそんな俺の手からコートを取り上げて、冷えきった身体をくるむようにかけた。
「ようやっと……降りてきたな」
「……………」
小さく笑われればその顔が嬉しくて、また何も言えなくなる。
「百面相しとらんと……なんか言いよし」
俺の琥珀の目を覗く、秋斉の深い海のようなの目。さっきは冷たく突き放されたように感じたその目が、今は俺のありのままを受け入れてくれているように見えてしまう。
「…………俺は…」
「…うん」
「………………」
「……また黙りこくった」
「…煩い」
言いたい言葉はたくさんあった。だけど、そのどれもまだ形にならない。
さっき浮かんだような嘘の言葉も、秋斉の目を見てると溶け出して来そうな俺の弱さも……。
「帰ろか。…慶喜の好きなプリン買うて来たよ」
そう言って秋斉は持っていた白い袋を持ち上げて揺らす。
「…………。コンビニのプリンは好きじゃない」
「―へぇ、知っとるよ」
空いた方の手に、手を掴まれて歩き出す。
いつもは俺の方が温かい手のひら、今日は秋斉の方がずっと温かかった。
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突発的に秋慶書いてみた…☆
書かなきゃいけないもの…………いや、この言い方は違うな。
ここぞとばかりに上手く書きたいのに書けない話が進まなくて、一度違う方を向いて吐き出してみました(*´ー`*)
……よし、やるぞー