６０という良く分からない節目は、たぶんバカ息子の為にある

今日は俺の誕生日で
気付けば２５年ものうのうと生きてしまった‥


だから今日は、１０日後に還暦の誕生日を迎える母親にプレゼントを贈った


俺が母親にプレゼントを渡すのは小４位の時に周りの友達に便乗して買ったカーネーション以来だ

訳あって、現役中は反抗期の少年を貫くと決めたので、今でも両親や家族に感謝の気持ちを素直に言えないでいる


だけどもう母親も６０という現実を突きつけられ、
普通に生きたら間違いなく俺より早く死ぬ事に気付き

出世してから素直になるのでは、すでに時遅し‥
と、なりかねないので
生きてるうちに伝えねばと思い、今回の試合前にプレゼントを用意した



ルーペを片手に御徒町の宝石屋、問屋を転々と周り
これだっ！

という石を発見した

カット、クオリティ、プロポーション
全て綺麗だと感じたトリプルエクセレントというカットのダイヤモンドで

スコープで見ると、
前にハート、後ろに矢が映る


本当に均等にカットしないと表れない物らしく

宝石好きの人なら分かると思うが、
肉眼じゃ全く意味が無い


だけどこの石は、
俺が本当に綺麗だと思って選んだ石で
宝石とは自己満足の世界なのだと思う





ちなみにお値段、石だけで


プラチナのネックレスをつけて１０６万円を超えた‥





俺はまだ金持ちじゃないけど
自分で言うのもなんだか、今は金に執着心がない


それよりも大切な物が欲しくて
それが明確に見えていて
それを極めたくて成長している






早くフェラーリ乗りたいな‥笑





だから、まさかの俺の２度目のプレゼントに、
母親は涙目で『大丈夫なの？』
と心配された


俺はまだ未熟者だが

沢山の人に支えられて居る

だけど、子供は一生子供

だから俺は、『人生楽しくてしょうがない』
と言える事が、最高の親孝行だと思ってる



今も気持ちは変わらないが７年前に、
『リングの上で死ねるのであれば本望』
と親の前で言っていた時よりは成長したんだと

命や人生や親を考えた夜でした。