I am とかいう曲について | ヲタニティ~wotanity~なんか用すか?

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俺の脳内はゲシュタルト崩壊。
生み出せカオス!
育めヲタ人類!!

これはそんなブログですが、実際はそうでもありません。

どうもどうも。
ブロマガに書こうと思ったんだけど、最近僕がなんとなく描いてるクソ下手くそな漫画が有難いことにちょっと人気出てきたんで、ブロマガはもう俺伝専用にしてその他はコッチで書こうかなってところです。

さて。
ぽんずっていう歌い手の女の子に「I am」という曲を提供しました。

曲はコチラ
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「I am」が収録される
彼女のアルバムのクロスフェードはコチラ

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彼女のオリジナルアルバム第二弾「Pondentity2」というアルバムが同人で頒布することとなり、そのアルバムに収録される曲を書いたんですが、ちょっとその曲についてアレコレと。

まず歌詞でも載せましょうかね。


I am
作詞・作曲 くそみたいなクソ野郎の俺

お前-私-の足枷など
どうせ動けないだけの思い出で
お前-昨日の自分-が見せる日々なんて1秒も保たない悪戯さ
だけど信じた夢のWonder Wonder Land

未来の装飾なんて派手な色で良いんだって
言って
云って
良いって
お前-あの日の私-が鳴いた
寝違える過ちと寝坊する後悔を
切って
切って
切り刻んで
お前-今日の私-が見たい景色に貼り変えるんだ

I am bright to die
昨日が死んで今日が花を咲かす為に生まれた
I am bright to life
針は次に来る1秒を動かす為に倒れた
お前-1秒前の私-が指差す左側
次のドアは右へ

知ってるよ
知らないよ
もういいかい
まーだ駄目だよ
呼んでるよ
呼ばないよ
もういいかい
まーだ駄目だよ
Round and Round and Round

お前-振り返ってばかりの自分-がノックする先は
そっちじゃないよ

I am bright to die
落とした忘れ物なんて全部捨ててしまえ
I am bright to life
今作り出す一瞬で新たな色を描け
お前-明日に届かない私-が見てる階段は
降れないんだよ

I am bright to die
昨日が死んで今日が花を咲かす為に生まれた
I am bright to life
針は次に来る1秒を動かす為に倒れた

I am bright to die
お前-これからの私-は咲かすんだ花を
明日も明後日も

I am
揺れる様な未来を描いていく、私-今日からの自分-




途中にハイフン入りまくりでまぁ見難い歌詞ですね。
アルバム全体のコンセプトが「成長」で、各曲ごとにテーマを儲けるという決まりがありまして。
パっとおもいついたテーマが「戸惑い」でした。

この「戸惑い」という言葉が昔からすごく好きで。

生活の上で常に寄り添うものはなんだろうなと考えた時に、まず出てくるのが「酸素」。次に「光」。その次が「音」だったりするんですが、これらを無視して謎の登場を果たす「感情」というものがありますよね。

椎名林檎の「本能」という曲で「太陽 酸素 海 風 もう十分だったはずでしょう」という歌詞が出てきますが、まさにその通りで、生きていく上で本能と環境さえあれば実は問題ないのに、神様はどうも不要なアイテム「感情」を人間に植えつけてしまったようで。
これに悩まされる事もあれば救けられる事もあり、はたまた裏切られる事すらある。
死ぬまでずっと付きまとうこの「感情」ですが、中を覗いてみると割りとあっさり一つのモノが見つかるなぁというのがあって。

それが「戸惑い」かなと。

未来をいくら予測しても1秒後の結果は1秒経たないと結局わからない。
極論、僕たちは「何も知らないのに生きてる」というのが実は成立しているなっていう。
経験則から「こうやったら今後こうなるだろうな」というのはあります。タバコくわえてライターで火を付けて吸えばタバコは煙を出すし、ドアを開けたければノブを回せばいいし、水道ひねれば水が出るし、西友にいけば食パンが78円で買えるし。

最後の一つはまぁ置いておいて、根本的に「常識」だと思われてるその全てが「経験則」でしかないんですよね。結果がわかりきってる事だけど結果を先に見てきて知ってる訳じゃない。
1秒先を一切知らずに僕らは生きてる。
知らないながらも経験則を活かして1秒後に進む。
これは全部「戸惑い」の一部なんじゃないかって思うんですが、どうですかね。

なにも「うわわわわヤッベェどうしよう」みたいなのばかりが戸惑いじゃないと思うんですよね。
ほんの些細な全てに「戸惑い」は潜んでやがる。

僕等が生きていく上で絶対に必要なものにもう一つ「選択」というものがあります。
1秒後の行動をどうするか絶対に決めないと生きられない。
無意識の行動ですら結局因果がある。トイレ行こうと思って立ち上がるのも一つの選択。それが無意識だったとしても、僕等はそうやって常に何かの行動をとるしかない。

大きな選択を迫られたとき、人は戸惑うと思うんですが、些細な無意識の行動にもそれは潜んでるんだと考えると、なんて一つのものに振り回される人生なんだってなります。

そして、この「戸惑い」とすごく仲が良いのが「時間」。
戸惑い、選択し、その結果が時間が経過することによって生み出される。時間が経たなければ戸惑って選択したところで結果が運ばれてこないんで何も起こらない。

なんか妙な宗教の口説き文句みたいになってきたなw
結局何が言いたいかというと、僕らの中にある「戸惑い」も「選択」も時間が経過してくれないことには何にもならないって事です。
当たり前のように存在する「時間」ですが、僕等はみんな時間の後押しを利用して生きてるって思うと、感情の揺れなんかも時計の針なんかに見立てて視覚化したイメージに出来そうな気がしてきます。

っていうような事を考えながら書きました。
コンセプトが「成長」ということは時間軸というか時系列というか、そういうものが大事になるだろうけど、あまりそれにとらわれすぎると日記みたいになりかねないし、じゃぁ感情をどう織り交ぜて歌詞にしようかって考えた結果が、「I am」です。

過去の自分への自問自答なんか自分でしか出来ないし、その経験則を活かして前に進む事が出来るのも自分だけ。私だけ。I am。

そんな感じです。

演奏もメロも手応えバッチリのものが出来ました。自信作なんでぜひお聞きください!

んじゃ、この辺で。