NUTEC パワーアッププログラム | うらのうらはおもてです。

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=秋葉モーターサイクル雑務係り兼代表のブログ=

NUTECパワーアッププログラム(PUP)のご依頼をいただきました。

で、どうなのよそPUPってはてなマーク
と聞かれることがありますが、説明するの面倒臭いので、鳩谷汁(鳩谷=NUTECの大社長様)が何か頑張る!的な説明しかしませんが、つまりこう言うことです!
NUTECのHP

はい、HP見ちゃった方、良く分かりませんでしたよね!?
秋葉もあそこだけ見ても分かりません!
つまりこのポップの方が分かります!!
photo:01


パワーアップには魔法はないんです!
だからNUTEC使ってても、魔法は掛かりません!

じゃあどうするのか?

そこで鳩谷汁フルラインナップ(でもないけど)で頑張って貰います!

で、結局何をするのか?
さっきのポップの様に4STEPからなる工程を経て、エンジンをバラさずとも、ピストンやヘッド、バルブ、ポートと言った部分にコビリ付いてるカーボンを落とし(剥がしてブッ飛ばす感じ?)そのあと表面コーティングして圧縮アップと摺動抵抗を低減するっていう魔法の様なお話ですにひひ

今回の作業を依頼いただいたのはZZR1100C型さん。

 STEP 1

まずチンチンに熱く暖気したところに「NC-120キャブレタークリーナー」をキャブから直接吹きかけますDASH!
photo:02


4気筒全部に均等に吹きかけ、このサイズのエンジンならキャブクリ丸々1本使っちゃいます。
photo:03


当然排気ガスはこんな感じ
photo:04


これで初期段階として、剥がれやすいカーボンを落とし、こびり付いたカーボンにはキャブクリが染み込み、下処理してカーボンをなるべく柔らかくします。

 STEP 2

キャブクリによる下処理が終わったら、今度はカーボンリムーバー「NC-900RCR」をプラグを外して、細長いノズルを使い直接ピストンの上に噴射します。
これも1本丸々使ってピストンの上をヒタヒタにします。
photo:05


こいつが凄い!この効果は秋葉のHPの写真を見てもらった方が分かりやすいと思いますが
カーボンがベロベロと剥がれます!

暫く(30分以上)放置して、カーボンがベロベロになったことを見計らい、バキュームを使ってピストンの上に溜まった「NC-900RCR」の廃液を吸い出します。
photo:06


肝心な写真を撮り忘れましたが、吸い出した液体には崩れたカーボンの固まりがいっぱい取れます。
写真はさっきの秋葉のHP見てね!

完全に廃液を吸い出したらプラグを付けてエンジン始動です!
再びこんな感じ
photo:04


少し吹かすと、こんな感じのカーボンがイッパイ飛び出してきますクラッカー
photo:07



STEP3

「NC-900RCR」が終わったら再びエンジンをチンチンに熱くします。
チンチンに熱くしたエンジンからまたプラグを外して、今度はこれ「NC-202」コンプブーストforエンジンを適量、ピストンの上にスポイトを使って注入します。
photo:08


このコンプブーストforエンジンは、ピストンやリング、シリンダーの表面を馴染ませ、圧縮の回復と潤滑を向上させます。

そしてセルモーターを使って軽くクランキングをして馴染ませてからエンジン始動です!
さっきより少ないけれど、排気ガスはまたこんな。。。
photo:09


この状態で30分以上エンジン掛けて余分なものを吹き出して、更に熱で202を反応させて馴染ませます。

この時ついでだし、ここまでやると絶対キャブの調子が狂うので、
同調や
photo:10


スローの微調整をします。
photo:11


あと、202の強力な皮膜が残って点火不良を起こすので、プラグも交換します。
photo:13


STEP4

最後にエンジンオイルとフィルターを交換して終了です!
photo:12


色々なケミカルを使いピストンの上に溜めたりしますので、オイル希釈を起こしますから、オイル交換が必要になるのです。

はい。ここまでやります!
今回は計測していませんが、秋葉のHPを見ていただけると各工程での圧縮圧力の変化なんかも掲載してるので参考にして見て下さいね!

ココまでの工程で一般的な4気筒の大型バイクが¥45150-で施工しています。
なお、最後のオイル代とプラグ代は好みや各車で使用する物が違いますから金額の内に入ってません。
なのでプラグとオイルを加算して6万円位でしょうか。

ただね。いくらケミカルが優れていても、エンジン開けてカーボンを落として剥がすのに比べれば簡易的な事であるのには変わりありません。

でも、

スッゴイ効きますよ!!



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