『ザ・ファシリテーター』~すぐ使える。効果がある。ホンモノのファシリテーション。
実際、書かれている内容が仕事に近いのでよく分かるのですが、
この本に書かれている内容、めちゃくちゃリアルです。
ファシリテーションの本というよりは、
変革のリーダーシップの実務的教科書です。
っていうかそれがファシリテーションの本質だと思っていたので、
とてもしっくり来ました。
他のファシリテーションの本も何冊か読んだのですが、
『会議をうまく進める方法』とか『トラブルを解消』するって感じで、
正直言って目線が低く、内容が幼稚なものが多いと思っていました。
そもそも、
『ファシリテーターは中立の立場で議論を整理する』
と書かれていることが多いですが、
そんなスタンスで本気の熱い議論をリードできるのか?と疑問でした。
自分だったら、そんな奴、
『お前、何様やねん。お前やったらどうするんや。』と思います。
理屈ではそうなのかもしれませんが、
現実には、本気で考えている人ほど、
ファシリテーターのことを認めないと本音は出さないし、
議論も活発化しないと思います。
中立でいいを書いちゃう人は、自分の権威とかでまとめてしまって、
対立も起きない浅い結論しか導き出せていないんじゃないかと
納得がいっていませんでした。
実務とは乖離しているという印象でした。
森さんはGEで全く畑違いの技術部門でリーダーシップを発揮して、
パフォーマンスをあげた人です。
この本の中では、
主人公は大企業に勤める、
技術も分からない、年下、女性のリーダーで、
ファシリテーションの考え方を使って変革を起こしていきます。
どのようなことを考えながらリードしていくかがリアルに書かれていて、
時には、意図して、議論に自分から入っていく場面があります。
最近、”なんちゃってノウハウ本”が多く辟易しますが、
これは実務の裏づけがあり、本当に即使える本だと思います。
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