引越の話は
いつから出たのだったか
仕事を辞めてしまった以上、
経済的な理由において
自分名義のマンションに
住み続けることは無理でした
前にも書きましたが
母子家庭という言い訳以上に
貯金ができない私だったからです
「これからちゃんとしよう」
と少しずつお金を貯め始めた矢先に
倒れてしまったのでした
仕方がない、マンションを売却し
実家の2階に住まわせてもらおうと
なんか割と軽く思いつきますが
↑この感覚がすでに大変傲慢である、
ということに気づいたのは本当に最近です
すると娘たち夫婦が
「アパートの更新が今年末だから
お母さんのマンションに私たちが住むよ」
と言ってくれたのです
この言葉の深い優しさに気づいたのも
ごく最近です
古いマンションなのに
あちこちリフォームしてくれるとまで
言うのです
なんとありがたいことでしょうか
私は
本当は
なんでも持っているし、
たくさんの優しい人たちから
無償の愛をいただきまくって
めっちゃ恵まれて暮らしているというのに、
まるで何もかも当たり前だと
ろくに感謝もせず、
反対に文句ばかり言って
ふんぞり返ったり
または
自分はなんてかわいそうだと
泣きわめいたりして
実に
自由奔放に暮らしているなぁって
そんな簡単なことを今更…
57歳になるまで気づかなかったことに
我ながら引いています
つづく