過去に見た作品も、

強く心に残ってアウトプットしたーい!!

と思うものは自己満で書いて行きたいと思います。

(関係者様への敬意を込めたラブレター的な感じでおねがい )

 

過去観覧シリーズの最初に書きたいのは、

舞台「ポリグラフ-嘘発見器-」

 

私が見た舞台作品の中で、今のところナンバーワン。

 

この舞台を見たのは、2014年。

もう4年も経つのかい!

 

自分でもびっくりしてしまうほど、

いまだ鮮明に記憶に残り、思い出すと興奮が蘇る名作。

 

感想は「お、おおおおおぉぉぉ、なんかすげーもの見たぞ。」・・・

 

作品の世界に飲み込まれて、自分の姿が消え、(どういうことだ笑)

この世界の一部として生きていきたいと腹をくくりそうになったほど。

なぜか謎の嫉妬心が芽生え(何に対しての嫉妬なのか不明)、本作に恋をしてしまった。

 

2012年の初演で高評価を得て、

2014年にパリで上演、日本でも再演されたこの作品。

 

演出は吹越満さん。

 

俳優さんとしてのご活躍は言わずもがなですが、

演出家として、とても才能をお持ちだと思います!

この才能もっと知られるべき!!

 

こんなオサレで前衛的な感覚の持ち主とは、

ロボコップ演芸(ご存知ない方はぜひググってください)

と同一人物とは思えませーーん!

(ロボコップも好きですよ💕)

 

 

動画を見ていただければ、伝わると思いますが。。どう表現したら良いでしょうこの魅力。

舞台版キュービズムとでも言うべきか。

 

舞台って三次元ですが、

映画のようにカメラワークがあるわけじゃないので、

初めから終わりまで、自分が座っている席から一方向のアングルを眺め続けることになるんですよね。

 

しかしこのポリグラフ、

映像や光と影を巧みに使い、平面の舞台に複数方向からの視点を一気に映し出す。

 

それは、物理的な視点であったり、登場人物の心情であったり・・・

時間や空間を超えて交錯する物語を、多方向の視点を同時に見せる演出によって、

巧みに表現しています。

 

現在と過去、真実と妄想、全てが交錯して脳内トリップ🌀

どれも本物なんです。全てそこにあるものなんです。人間というのは複雑なんです。はい。

 

 

背を向けて喧嘩している恋人同士を両サイドから光が照らし、

中央に映る二人の影は、向かいあって手を取るように重なっている。

本当は寄り添いたい二人の心と、

裏腹に声を荒げる現実の二人が一つのシーンに表現されています。

 

なんて洒落たことするんだ!

大人の色気、

そしてアーティスティーーーっく!!

 

脚本がかのロベール・ルパージュ(シルク・ド・ソレイユ KA やトーテムの演出でもおなじみ)、

「映像の魔術師」と形容される彼なので、その影響を受けているのでしょうか。

(原作を見れていないのでなんとも言えませんが。)

 

 

ただ吹越さま、

フキコシ・ソロ・アクト・ライブというソロライブをやっていらして、

これが笑いと下ネタもありながら、おっしゃれーな舞台。

本公演もこのライブのクリエイションスタッフが手がけているとのこと。

やはりセンスと才能をお持ちの方なのだと思います。

 

出演の森山開次の憑依型表現力、

太田ロランスさんの美しさは、

どこか現実離れしたこの作品の世界観にナイスキャスティング。

 

心のそこから再演、

せめてDVD化してほしい逸作です。