半日村 (創作絵本 36)

 

 

私は「モチモチの木」とか、「おしいれのぼうけん」とかの

絵の感じがあまり好きではなくて、避けていました。

 

 

 

 

ですが、『DreamNavi』にのっていておもしろそうだねとニノ姫と話して

借りてみました。

 

(※私がみたのはこの号ではありません。)

 

 

 

 

ある村の後ろには大きな山がそびえたっていて、

朝からお昼までまったく陽の光が入らない。

お昼に陽があたっても、夕方には陽は沈んでしまう。

なので、半日村と呼ばれていた。

半日村の村人はみんなやせていて、顔色も悪い。

一平という男の子は、お父さんとお母さんがたいそうくらしに困って、

なんでこんな村に生まれてしまったんだろうと話しているのを聞いてしまう。

そこで一平は山を削ろうと考えて、一人で行動を起こすのですが・・・。

 

 

私はとても良い本だと思いましたが、あとがきに一番心打たれました。

 

 

一平がはじめに一人で考えたことが大切だったのですね。

村じゅうが動きはじめてしまいました。そういうこともあります。ありますね。

 

 

一人のちっぽけな決意が大きな力となって大きなうねりとなって

今まであった当たり前を変えてしまう。

 

今の時代にも通ずるような、忘れてはいけないことだなと思いました。

 

 

 

 

 

 

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