2006年5月7日に読みたいリストに記入されていた本でした
やっと読めました(笑)
あとがきにもありましたが、コロナ禍が長引く今、若い世代にぜひ
読んでもらいたい本です。
お金がたくさん稼げるからと、安易な気持ちで
性風俗に足を踏み入れようとしている女性に、
私の経験を話したいと思った。
多額の借金で身動きがとれないとか、
家族や男性のためにやむにやまれぬ事情があるとか、
いろいろな人がいるだろう。
だけど、もう一度よく考えてほしい。
体でお金を稼いでも、リスクはあまりにも大きい。
私は子宮がんになったとき
≪何億ものお金と引き換えに子宮をとられるのか≫
と思うと、どんなに後悔してもしきれなかった。
病気が治っても、ただただ後悔が続いた。
『後悔さきにたたず』、この言葉がどれほど重い言葉か、この本をよんでいると
考えさせられます。
どこで選択を間違ってしまったのか、思いとどまれるときはなかったのか、
人生は本当に選択の連続なんですよね。
あのときこうしていれば・・・と何度考えたことかわかりません。
私も今でも昔に思いをめぐらすときがあります。ムダな時間だとわかっていても・・・。
けれど一つだけこの著者の方に伝えたいのは、
「楽をして大金を得た代償なのだろう」と何度も書かれていますが、
ソープ嬢は決して楽な仕事ではないと思います。
この本を読んでいて、楽な仕事とは全く感じませんでしたよ。
そして、偏見の目と戦い続ける元風俗嬢の方々にも
私は応援したいです
「あなたの職場に元風俗嬢がいたらどう思う?」
「何とも思いませんその方が話した方が楽になれるなら話してほしいし、
別にその過去を知ったからといってどうにもなりません
・・・まぁ性格が合わなかったり、仕事に真面目に取り組んでくれていなかったら
そもそも応援はしませんが」
なんか本当に日本は色々な問題にまみれているなぁと
ため息が出てしまいます。
みんなが笑顔で幸せな毎日を送りたいだけなのになぁ・・・。
☆オススメ本☆