日本の「もったいない」文化で育ったせいか、
私は捨てることが苦手で、
ついつい、色んなものをとっておきがちになる。
でもね、あるとき、取っておいたまま「死蔵」するのは、
実は「捨てる」よりも意味がないんじゃないか、
と、思い始めたの。
例えば、私は紙ゴミを資源回収のゴミの日に出している。
そうすると、それは何かに生まれ変わり、循環する。
でも、自宅にあるままじゃ、どこにも循環せずに、
家を占領してるだけ。
リサイクルに出せないものでも、
自分にとって不要なら、ゴミに出す。
「捨てる」に抵抗がある分、
ゴミに出したら、それがほんとに必要だったのかを考えるし、
必要で使った後のゴミ出しだったら、すごく感謝する。
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私の身内に、
ファストファッションでお洋服を毎シーズン買っては、
クリーニングに出すよりも安いから、と言って、捨てる人がいた。
それも経済活動ではあるし、
その人の自由だから、
もちろん口は出さないけど、
でも、こないだいずみんがライブでも話してたように、
ファストファッションが、途上国に過酷な労働を押し付けてる側面があることを思うと、
やっぱり私は釈然としない。
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「捨てる」をめぐるいろいろ。
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畑の土は、畑から持ち出すとゴミでしかないけど、
畑へ戻すと、次の作物を作るベッドになる。
借りている農園の農園主さんが、
靴の泥を道路の水たまりで洗っていた人に、
つぶやいていた言葉。
だから私は、野菜を収穫するときは、
できるだけ土は畑で落として持ち帰った。
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「捨てる」と言っても、
何をどのように「捨てる」のか、
それが気になるんだよね。
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