こんばんは。
今日はつぶやきみたいな記事です(いつもじゃん)
①N先生の全盛期のお仕事を拝見する
とある大ベテラン先生の、全盛期であろう頃のお仕事に触れる機会がありました。
大農家の相続です。
今回、縁あって私が任ぜられました。
先代の相続関係書類を一式綴じられているのですが、とんでもない厚さにも関わらず、本当に美しい。
同期が「今の時代、千枚通しなんて使わないよ」と言っていましたが、当時は千枚通しの巧拙こそ司法書士の腕の見せ所だったのでしょう。
そして、こよりの結び方の緩みのなさ。
こより結びは、私が最も嫌う作業なのですが(ほどく時の覚悟は誰も知るまい)、ああ本当にすごいなと思いました。
ほどきたくないよう
②課税価格台帳をとるか登記をとるか
100年以上続く大農家、建てては壊し、建てては壊しの繰り返しです。
すると、もう登記が追えないのです。
市の職員の実地調査にて課税しているのが現状。
N先生もこれを当然ご存じで、80年前の家屋を権利の登記を入れないままにしてありました。
つまり「すぐ壊すであろう」との予測のもと、わざと登記していないのです。
ところが残念、80年そのまま維持されてしまいました
えっ、この保存登記、入れるの私・・・?
家屋と登記が全く合っていませんけど・・・。
明日にでも法務局にFAX入れます
③新人の銀行員さんのご苦労よ
いつも、か細い声で自信なさそうにご連絡いただく銀行員さんがいます。
私は金融機関にご挨拶したことがないので(いつもお客様経由なので)、どんな方なのか知らないのですが、内部は大変そうだなぁと思っています。
「上の方が・・・捨て印は押せないと・・・」
あっ、じゃあ捨て印なしで良いですよ。
「〇〇様、でよろしかったでしょうか、〇〇殿、のほうが良いでしょうか」
どっちでも構いませんよ。
「簡易書留でもよろしいでしょうか、レターパックでの追跡番号をお伝えしたほうが良いでしょうか」
事務所に無事につけばツールは何でもよいですよ。
(数日後、またお電話が入るの繰り返し・・・あと少しで終わるから、ファイト!)
④別の農家のお客様なんだけど
最近、なぜか農家のお客様が続いています。
「JAも、農業委員会もよう!俺たちがいなきゃ、おめぇらの仕事なんかねぇだろうがっ!いつも上から見やがってー!」
「お父さん、落ち着いて・・・!」
あああ修羅場が見える。
憲法の短答が終わりました。
今日は以上です。