検査着に着替えて、内視鏡検査。
と言っても今回行った病院は、眠った状態で検査が受けられるというのがウリで、記憶はあまりないのです。

ベッドに横になって、鎮静剤を打たれた後、次に目が覚めた時は別室のベッドでした。

「目が覚めたら、先生からお話がありますので着替えて来てくださいね」と軽く言われてお着替えへ。

気軽な気分で診察室に入って座るやいなや、先生。
「あ〜、見てみたらポリープが大きいのがあってね。これは僕の経験と見立てだと多分間違いなく、がんだね」


え。
え?
え〜!!!

普通、そういうことって家族も呼んで、写真とか見ながらしっかり説明するんじゃないの???
(イメージです、スミマセン)

確かに問診票の「がんの場合は告知して欲しい」という項目にチェックはしましたけど。

この後の話は、実は話半分であまり覚えてないんです。
あぁ、死んじゃうの?
どうなっちゃうの?
どうしたらいいの?
そればかりアタマの中でグルグルしてました。

とりあえず、1週間程度で病理検査の結果が出ること、いずれにしても手術で取らなければいけないから紹介状を書くのでどこの病院がいいかを考えて次回来院すること、この2点だけはなんとか聞いて病院を後にしました。

ここまで言われたら、多分間違いないんだなという気が、シロウトなりにしてました。

夫が迎えに来てくれたので、車で言われたことを報告。
あまりの事態の急変に、驚きながらも根本的にポジティブかつ理系くんな夫は、冷静に受け止めて「なんであろうと、一緒に頑張ろう」と言ってくれたのがまだ救いでした。

号泣したものの、2人の子供を保育園に迎えに行くために涙を拭いて向かったのでした。

思い返せば、この日が一番最悪で最低な1日だったなぁ。
そして一番泣いた日でした。

今、冷静に考えて思うのですが、多分先生はしっかり病院を選んで欲しいということで時間の余裕を与えるためにも、多分といいながら(結果、本当にそうだったわけだし)告知をしたんだとは思うんです。

でも、患者1人にいきなり、っていうのはさすがにどうなのかなと。
今から手術後のことを考えてもなんですが、今後、かかりつけ医として定期的に検診などお願いするのはどうしたものかと思ってしまうのでした。

まずは無事に手術を終えてからの話ですけどね。