許す

これが人生で一番難しいのかもしれません

ということは

許すことができたら
私たちの苦しみはもっともっと
楽になるのでしょうけれど、

どうしても
正義感というのは消えてくれません


許せない=怒り、です



昔 
とある
コンサートに参加したときのこと

途中で静かな瞑想の時間になりました

ピアノの音にゆったりしているとき 
どこからか突然
赤ちゃんの泣き声が聞こえはじめました

お母さんかお父さん、外に連れ出してね、
と思っていたのだけど
まったくその気配はなく
赤ちゃんの泣き声はますます大きくなっていきます

静かな会場に
赤ちゃんのひときわ大きな泣き声だけが響く

そのときの私の心は

「なぜ外にでてくれないの?」
「うるさい」
「迷惑だとおもわないの?」
「非常識でしょ!」
「ああうるさい」
「せっかくのコンサートが台無し」
「赤ちゃんは泣くのだから仕方がないでしょ?とでも思ってるの」
「係りの人注意してくれたらいいのに」
「主催の人注意してくれたらいいのに」
「ああまだ泣くのか」
「早く外に連れ出してあやして」
「みんなだって大迷惑!」

こんなふうに
赤ちゃんの泣き声に全神経を集中させていました

いまならこれ、わかります

全神経を集中させるから
赤ちゃんの泣き声は大きくなるのです

私の中での常識が発動し

静かな会場で赤ちゃんが泣くのは悪であると
思っていてそのフィールドから抜け出せないからその現象は起こり続けます

正確には泣いている赤ちゃんを外に連れ出さない親御さんに腹を立てています


これは私だけではなく
会場にいた友達も同じことを思っていたらしい

その時間
たくさんの人が
コンサートではなく
赤ちゃんの泣き声を集中して聞いていたことになる

集合意識が
「うるさい!」を呼ぶので
「うるさい!」現実が起きたのですね

現状は
赤ちゃんが泣いている

ただそれだけ

そこに
常識を当てはめるから
怒りが湧いてくる

いまの私なら
集中をピアノの音にあわせる
ことができます

すると
赤ちゃんの泣き声は気にならなくなります


これは
飛行機の中で赤ちゃんが泣いたときに
気づいたことです

飛行機の高度が赤ちゃんの鼓膜を刺激したり
長時間のフライトでストレスがたまったり
普通にしていても赤ちゃんは泣くものです
ましてやそこては親御さんはどうすることもできません

不思議とそういうときは
腹も立たないのです

なぜなら外に出るという選択肢がないから

どうしようもない、泣いてもしかたがない、という正当な理由があれば腹が立たない

ということは
赤ちゃんが泣くのが嫌なのではない、という
ことです

私は何に怒っていたのか

これがわかるとすごく
楽になります


集合時間を守らない 

順番を守らない

電車の中でワイワイ騒ぐ

ゴミをそこいらに捨てていく


こういった
公共の場でのエチケットを守らない人にも
すぐに怒りが湧く人
多いと思います

そこには
守るべき、という観念があるからですね


親から愛されなかった

彼氏や旦那さんに浮気された

意地悪された

傷つけられた

わかってもらえない

こういった
個人的なものも
同じです

自分の思いをわかってもらえない

それをするのは
ルール違反でしょ?

もっと私を大事にしてよ

そう思う自分がいます

そのとき
自分は被害者になっていることに
気づいてください

ああ
被害者になってる
傷つけられたもの、になってる

あなたは
誰にも傷つけられたりはしないのですよ

その怒りは
どこから来てるのか

こうするべき

というべきに囚われているのだとしたら
解放してあげてください

自分のルールと
相手のルールが違った
それだけです


私の知り合いにも
あることを
「辞める!」とみんなに大宣言をして
そのとき私はすごいな、と尊敬したのだけど
舌の根も乾かないうちに前言撤回して 
あっというまに
「辞める!」をやめたひともいます

めちゃくちゃがっかりしました
尊敬返せ!と思った〔笑〕

あれだけみんなに言っておいて
なんなの?と軽蔑しかかった

でもそれは
私の「べき」が発動しただけのこと

その人の人生は私には何の関係もありません

いまでもその人のことは
好きではありませんが
そんなことはどうだってよいことです

自分の許せない、が
出てきたとき

自分と相手の
ルールの違い
それだけ

なんなら
相手は外国人

そう思ってね

住んでる国が違うのだから
しかたがないのです 
〔自分が外国人だったという場合もあります〕

そして
テッパンは

許せない私って可愛い!!

これを使いましょう


自分の中の許せない、を
どれだけ減らしていけるのか

これで人生
どんどん変わっていきますし

気持ちが軽くなるから
運気もすこぶる上がっていくのです


だいじょうぶ
だいじょうぶ

愛してる💞


ぴこ
らぶ💞