いつかのある日
まだ目も開かぬ
赤ちゃん猫をもらいうけました
雑種です

 



スポイトでミルクを
三時間おきに与え

おしっこもうんちも
トントンして出してあげた

夜中も育児に専念しました
 



そのうちに哺乳瓶が
使えるようになり

尻尾をピンとたてて
ヨタヨタと歩き始めた



離乳食を練り練りして
なんとか食べてもらいます


初めて食べてくれた離乳食
嬉しかったなぁ




そこから
カリカリフードを
細かくして与え

体重はみるみる増えていきました


龍子3,8キロ


凛子3.2キロ





二人で
矢のように
部屋から部屋へと
走り回り大運動会



人の子と
何ら変わりありません




目が開かぬ子の
三時間おきのミルク
ゲップを出してあげる
おしっこやうんちの世話

目が開いた時の喜び!

階段をヨチヨチと登れたときの

嬉しさ!

可愛い子




育つほどに
神の世界のお遣いだと
確信します



こんなに
可愛い美しい生き物が
この世にいるなんて
神さまって本当に凄い!!

大事に
大事に育てました





それに応えてくれるように
最後まで
尊厳を持って
毛並みの艶を消すことなく
美しく生きてくれました






「龍子、凛子きたよ」

今日は

龍子が眠っている

友達のお庭に

凛子を連れてきました








もう肉体はとっくに
脱ぎ捨てた彼女たちは
あちらの世界で
はしゃぎ回っていることでしょう




めぐるめぐる
生命はめぐる




生きているものが
ちゃんと悲しめるとは
きっととても大切なことなのだと思う




愛があるから
悲しくて
苦しくて
胸が張り裂けそうになるのですから




そんな素晴らしい世界で
一生懸命
生命を抱えて生きる私たち
 

なんて尊いのでしょう



私たちも
いつかはそこへ
行くのです




そこへ行くまでに
やっぱり
やりたいことは
やっておくのです




ハグして
笑って
泣いて
怒って
腹もたてて
後悔して
焦って
悪態ついて
そしてまた
ハグをする

 



生きてる間限定の
ものがたり



その「ものがたり」は
愛でできているのです




魂は永遠であっても
ハグできないのです
撫でてあげることは
もうできないのです





会いたい人は
いませんか?

気にかかっている人は
いませんか?

いつか
会いにいこうと思っている人は
いませんか?



そこに
遠いから、とか
時間がないから、とか
お金がかかるから、とか


そんなことで
あなたの願いが閉ざされていませんか?




肉体がなかったら
お金や時間があっても
何もならないのです




だから
魂参加 ではなく
肉体参加なのですよ




美味しいものは
写真だけでは
絶対に味わえません



人も
直接会って触れてこそ、です




天才イラストレーター

Putin Decica作

凛子、龍子










ぴこ

らぶ🩷