私たちは
謙虚、という言葉を
学びます
これは
日本人特有の感覚らしく
英語にもあるには
あるのですが
少しニュアンスが違うようです
Humble
謙虚、とは
慎ましやかな、という
意味だと思うのですが
その慎ましい、というのが
言葉では表せない繊細なものです
日本人の
私たちにしたって
何を謙虚というのか
人それぞれ違いますから
『あの人って謙虚よね』
という会話があっても
何に対して共感してよいか
わからない時があります
昔、こんなことがありました
とあるヨガリトリートへ
生徒として参加した時のこと
泊まっている施設に
ストーンサークルがあり
それは非常にパワフルで厳かで神聖な場所
そこで3回まわって願いをこめると
叶うのですよ！というのがあり
それぞれ
静かに願いをこめながら
まわってきました
そのあとのシェア会で
講師の先生が
『みなさん、何を願われましたか？
もしシェアできる方がいらしたら発表してみてください』
そう問われ
ある人が手を挙げました
『私は世界平和です。皆が争いなく幸せに
暮らせますように、と願いました』
続いて違う方が手を挙げました
『私はたくさんの恵まれない子供たちの幸せです。親の愛を知らない子たちのために、どうか豊かな人生が送れますように、と願いました』
先生はこう言いました
『みなさん、なんて素晴らしいのでしょう
その願い、きっと叶いますよ』
すると
ひとりの生徒が聞きました
『先生はなんと願ったのか
教えていただけますか』と
先生はにっこり笑って
『大富豪になりたーい、と願いましたよ』
生徒は思わず
『えええっ！そんなこと願ってもいいんですか？』と聞き返しました
『そんなこと？ですか？
世界平和も、子供たちの幸せもとても素晴らしい
では、なぜ大富豪だとダメなんですか？
皆さまは謙虚ですね』
そんなこと願ってもいいんですか？という言葉の
裏には
だったら私もそれ願いたかった！
というのがくっついてきます
私たちは
ついつい
自分のことを願うのは
欲深いことであり
世界平和を願う方が素晴らしい、という
刷り込みがどこかであります
でも
自分が満たされていない状態で
世界平和を謳っても
なんの説得力もないわけです
貧しい国に支援できるだけの
財力があったほうが飢えた子を救えます
大富豪やお金持ちになれたら
そんなこともどんどんできるのです
お金持ちの人をみて
そんなお金あっても使いきれないわ
だから慎ましく今のままの普通の幸せで充分、というのは自分の生活しか考えていないことになります
お金持ちたちがこの国に
たくさんの税金を納めてくれているのです
なのに
いまだにそんなお金持ちを嫌っている人の多いこと多いこと
彼らがいなくなったら
私たちの税金は何十倍にも跳ね上がるでしょう
お金持ちは嫌うものではありません
あなたが成るものです
世界平和も
子供たちを救うのも
本当に尊いことであり
素晴らしいことです
でも
自分の本当の願いに
蓋をしたままだと
それは単なる口先だけのことになってしまうのです
こう願っておいたほうがいいだろう
良い人に思われるだろう、というものです
誰に？
誰に忖度しているのでしょう
謙虚とは
へりくだることではなく
感謝できることだと思うのです
大富豪になったら
たくさん
たくさん
世の中に
お金をまわしていきたいのです
ありがとうございます
こういう人のところに
お金はちゃんと集まってきます
厳密に言えば
欲、と願いの違い、というのも
あるのでしょう
でも
私たちは
どんなことを願ってもだいじょうぶなのです
お金なんていらない
目の前の普通の幸せがあればいい
心からそう思えるならば
それがあなたの幸せです
でも
どこかで
それだけではない
もっともっと願いが叶ったらいいな、と
思うことがあるのなら
どんどん願いましょう
絶対にだいじょうぶだから
その願い叶います
だいじょうぶ
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