彼女の事が心配
人の目が怖くて
子供に当たり散らして
親に怒鳴り散らして
家族に牙をむき
それでも一歩外に出たら
良い人でいなければならない
彼女をみていると
私はとても苦しくなる
苦しい
苦しい
彼女をみていると胸が張り裂けそうになるの
彼女を何とかしたい、と思ってる
力になりたいと思って
けれど彼女は私の前ではとても良い人だった
いったん家に入ると
子供が泣き叫ぶ声が聞こえてくる
お母さん、ごめんなさい、ごめんなさいと
警察に連絡すべきかとも思ったけど
さすがに躊躇した
耳を塞ぐことにした
そのうち子供の泣き声もやみ、
私はホッとした
＝ ＝ ＝ ＝
これは
私の友達の話
ねえ、彼女をどうしたいい？
と相談を受けた
友人は
私はどうすることもできず
オロオロして
私は苦しい彼女を思ってひとりで泣いているの
親に殴られているであろう、かわいそうな子供を思って泣いているの
外に出ると
優しい良い人に豹変する彼女が痛々しくて不憫なの
。
。
。
。
ふむ。
なんていうのは
実はあなたの妄想かもしれないよ
かわいそうな彼女をなんとかしたいあなたがいるだけ
だって家に入った彼女の家庭は実際その目でみていないよね
怒鳴り声は聞こえるけど
そんなものはどこの家庭にでもあるものだ
子供はもともと声が高いし、ギャンギャン泣き叫ぶものだ
彼女は親にも、くってかかっていたが、
たんなる親子喧嘩かもしれない
外に出ると良い人、ってだれでもあること
外に出てまで噛み付くような人はいない
私が助けてあげなきゃ
私がなんとかしなきゃ
かわいそうに
かわいそうに
別に相談もされてないのに（笑）
なんとかしなきゃ、
家庭が壊れてしまう！と息巻いている
ぢんさんもよくいうが
「ほっときなはれ」
なんとかしたい病
あなたに寄り添いたい病
すべてあなたの問題
すべてあなたが作り出した物語
私達、往々にしてこういうことをしてしまう
もちろん本当に事件に発展する場合も稀にあるがそれを未然に防ぐためにあなたが
あれこれしなくていい
たいていは自分でストーリーを作り上げ
自分がヒーローになろうとする
誰かを助けると優越感が持てるから
あなたは私より悲しくて苦しい人だから
助けてあげなきゃ
寄り添ってあげなきゃ
相手が何のSOSも出してないのに
常に彼女を見張ることになる
今日はどうかしら。
今日は彼女は可哀想な人かしら？と
もし彼女をなんとか救いたい、と思っているあなたがいたら、
彼女が苦しいのを
なんとかしたいと思っているのなら
それはあなたの中の過去の後悔をうたがってみるといい
自分の中にある、自分ならば苦しいはずだ、という思いが被害者を作り上げる
。。。 場合もある
いかんせん、私達は想像と妄想の中で生きているからね
真実は自分がみたいように作り上げてしまう
本当に虐待の場合もある
まずは彼女と会っている時の
あなた自身の気持ちを大事にしてね
あなたの前でとても良い人の友人は
それが本当のその人かもしれないよ
あら、無理して穏やかにして、不憫だわ～、とあなたが思う必要はない
彼女が助けを求めてきたら、また別の話
そして子供は普段元気に外で遊んでいるという
子供がきゃっきゃと友達と走り回っているならまず大丈夫
見張るのをやめようね
苦しくなるのはあなたの問題
その人をなんとかする必要はない
SOSを見逃してしまったらどうしようと見張ってなくていい
問題も何もそこにはないのかもしれないのに
わざわざあなたが勝手に苦しい毎日をおくらなくてもよいのだよ
これ言うと怒るかなぁ
「たぶんあなたは暇なんだよ」
友人は怒らないかわりに
きゃー、うそーーー
私、ヒマだったのかーーーって
笑い出した
うん。そだよ。
良かったね
※写真はチェンマイバーンロムサイの子供達
ぜひこちらの記事をよんでね
あ、内村航平さん
5連覇おめでとう！
本当にすごいな！
いつもありがとう
いつもありがとう感謝でいっぱい
ぴこでした