18歳以下は今後インターネットが使えなくなるかもしれない | 高橋暁子のソーシャルメディア教室

18歳以下は今後インターネットが使えなくなるかもしれない

何でこうおかしい方に過剰に反応するのだ?
未成年者のネットトラブルに対しては、ケータイフィルタリングが既に実施済みのはず。
なぜPCも含めたネット全般にこんな規制をかけようとするわけですか?

大問題になること間違いなしの規制が始まりそうです。
まだ内々で情報を得ている人たちや、一部媒体でしかその全貌を知ることができませんが…。
このあたりを見てみるべし。(参照1 参照2 参照3 参照4 参照5


『自民党の内閣部会(松村龍二部会長)と青少年特別委員会(高市早苗委員長)は先月後半、合同部会を開いて、18歳未満の青少年がインターネットでセックスや暴力などの有害情報にアクセスするのを防ぐ「有害情報の規制」法案をとりまとめた。

 そのポイントは、(1)内閣府に設ける青少年健全育成推進委員会に「有害情報」を判定する権限を与え、(2)有害情報の排除のため、同委員会や総 務大臣、経済産業大臣に、インターネットサービスプロバイダーやサイト管理者に対する立ち入り検査や、削除命令を出す権限を付与、(3)命令違反者には、 1年以下の懲役刑や100万円以下の罰金といった刑事罰を課す―ことなどである。(以上引用)』



つまり、18歳未満が有害情報にアクセスするのを防ぐための過剰な法律を設置し、違反した人は懲役刑もあることにされそうなのです。
実質、18歳以下は検閲済みの情報しか見られず、インターネットサービスを使えなくなる可能性が出てきました。


ポイントは、


●内閣府に設置される少人数の青少年健全育成推進委員会という組織が、インターネット上の全てのコンテンツについて、青少年に有害か無害かについての判断基準を作成。ちなみにその基準へ異論を申し立てる方法はない。

●個人も含む全てのウェブサイトの管理者は、上記の有害コンテンツの基準に合致した場合、サイトを丸ごと未成年が入れない会員制にするか、フィルタリングソフトへ自らのサイトをフィルタ対象として申請することなどが求められる。

●全てのISP、ASP事業者などには、有害コンテンツの削除やサービスの停止が求められ、従わない場合の罰則も設けられる。結果としてウェブコンテンツの削除が行われる。

●全てのPC・携帯電話について、国の基準に基づいたフィルタリングソフトウェア
をプレインストール、あるいはフィルタリングサービスに強制加入することが、PCメーカー(努力義務)及びキャリア(提供義務)に求められる。


ということらしい。この辺は全て参照記事で見られます。


「有害情報の定義が困難」
「現状のフィルタリングの義務化は時期尚早」
「個人のウェブ管理者にまで多大な負担を負わせるもので、インターネット活動を萎縮 させる」
「悪意の発信者が悪意の書き込みによって、次々と(一般の)サイトを閉鎖に追い込む事態を招きかねない」
「予算や人員の検討が不足している」

と いった問題指摘の声が相次いだらしいですが、当たり前。
なんだこれは。
ネット業界自体を壊滅させたいのか?

悪意の書き込みがされたら、個人サイトだって閉鎖させられかねない。
次々削除されたら、成人もコンテンツを使えなくなる。

インターネットには国境がないのに、日本だけ鎖国状態にしたって無駄だって。
海外に全ての拠点を移すだけだって。

ひどすぎて何も言えません。どんなSFの魔女狩りですか。
続報求む。明日以降、記事や情報が増えてくるのかな?


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