モバイル検索の世界ではGoogle・Yahoo!が勝者ではない? | 高橋暁子のソーシャルメディア教室

モバイル検索の世界ではGoogle・Yahoo!が勝者ではない?

モバイル検索は徐々に浸透してきました。
この浸透具合がケータイユーザーを増やしている面はありますが、実はまだまだ使えない状態です。
わたしも、なかなか目的のサイトに行き着けず可読性が悪いので、パソコンで調べてから携帯で見たという経験があります。


『パソコン検索と携帯検索は、同じものではない。携帯検索の場合、携帯電話用の専門サイトを検索する一方で、動画など情報容量が大きいパソコン用サイトは対 象外とする場合もある。両者を別々に検索するよう設定できるものも。また、まだ携帯検索は本格化して間がないせいもあるのか「関係の薄いサイトが上位にく る」「パソコン検索なら上位にくるサイトが出てこない」といった不満を抱くユーザーも少なくない。まだ「未成熟」といってもいいのだ。(以上引用)』(→参照


そもそもモバイル検索とパソコンの検索サービスは別物なのです。
携帯電話専門サイトに限定したり、情報が重すぎて表示できないパソコン用サイトは除くなどしていかないと、「携帯での」求めるサイトにたどり着けないからです。


NTTドコモ 「i-mode」の検索で「携帯検索」と打ち込むと、14種類の携帯(モバイル)検索サイトが出てきた。上からYahoo!モバイル Googleモバイル froute.jp (エフルート)、ケータイLivedoor と続く。14サイトをながめると、パソコン検索でも「顔なじみ」の名前から「初対面」のサイト名もあった。

これだけではなく、新規参入組もいる。楽天 は、ノルウェーに本社がある「ファスト サーチ&トランスファ 」 と合弁会社を2007年9月中旬に設立する。07年中にモバイル検索サービスを提供する計画だ。ファスト社の日本法人によると、同社は楽天市場のサイトで 03年から検索エンジンを提供している。単に検索数が多いものを検索結果に並べるのではなく、「買い物をしたい」という利用者の目的に沿うように検索結果 を表示させる「ノウハウがある」と胸を張る。このノウハウをモバイルに生かすという訳だ。「後発組として入っていくからには、良い結果をきちんと出せると いう自負も勝機もあります」。(以上引用)』



携帯専門サイトや携帯で表示できるサイトのみから重要な情報をランキング化して表示する技術はまだ未発達です。
携帯はそもそも一覧性に乏しいので、パソコン以上に検索結果をダイレクトに出せることが求められているにも関わらず、まだまだ使えていません。

今でこそパソコンでの検索サービスと同じものを使っている人が多いようですが、携帯専用の「使いやすい」検索サービスが出てくれば、確かにGoogle、Yahoo!の二強に勝つ可能性はありそうです。

ケータイでインターネットを利用する人口は増え続けています。
もし、この携帯専用の検索サービスで優位に立てれば、一気にその企業がブレイクする可能性はありますね。
これからこの分野は要注目と思ったのでピックアップしてみました。



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