セカンドライフはもう終焉なのか? | 高橋暁子のソーシャルメディア教室

セカンドライフはもう終焉なのか?

最近、日本語版セカンドライフができたところ(→これ )ですが、セカンドライフ自体の盛り上がりに対して疑問を投げかけている記事が目立つようになってきました。


たとえばこんな。
あのセカンドライフ記事を書いていた岡田有花たんまでがこんなことを言っています。
(→『Second Lifeへの空騒ぎ、そろそろやめませんか』


また、こちらの記事では、セカンドライフ人口は800万人を超えたものの、アクティブユーザー数は減っていると書いています。(→参照

『でもちょっと気になることがある。人口の伸びに比べて,総利用時間の増え方が鈍くなってきているからだ。それ以上に懸念するのは,アクティブユーザー数の割合の減り方が目立つことである。(以上引用)』 

『(最新の統計データでは,登録者数809万人中173万アバターが過去60日に一度はログインしていた。その結果,アクティブ率が21%となる)。言い方 を変えれば,SLが800万人を魅了しているはずなのに,その8割近い登録ユーザーは2ヶ月に1度もSLを訪れていないのだ。

 運用元の Linden Labは,もう少し現実的なアクティブアバター数を次のようにはじいている(アクティブ率の定義は不明だが,7日以内のログイン数に近 い)。以下のように現在のアクティブアバター数を約50万アバターと発表している。こちらのほうが納得できる数字だ。過去60日にログインしたアバター数 173万に比べて,3分の1以下のアバター数である。(以上引用)』

実際のお金に換金ができることも売りでしたが、換金率も下がっているようです。
つまり、みんな一度は登録するけれど、使いこなせないなどの理由でログインしなくなるということなのです。

やっぱり、ハードルが高いのでしょうね。
操作性が悪い・高いPCスペックが必要・携帯でできないなどの悪条件の中ではがんばっていると思うのですが。

ところでこちらの記事を見ると、本場アメリカでもモバゲータウンのような古き良き?アバターが流行っているようです。
ついったーも基本に戻ったコミュニケーションツールでしたし、グラフィックのよさとか機能性の高さなどより、もっとシンプルなものの方が求められるのかなと思いました。
(PS3と、DSやWiiを比べると、DSやWiiの方が売れたみたいなものですね)


google trendのsecondlifeがサーチされたデータです。

2007年当初に一度盛り上がりを見せて、最近ぐっと下がっています。
確かに現在はイマイチのよう。

しかしこうなるとかえって応援したくなるのが人情というものです。
悪いコンセプトではないし、あと一花咲かせてほしいものです。



trend


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