進行性末期ガンの摘出手術、そのあとコロナ禍で家籠りの日々。

入院、そして外部からの刺激の少ない生活が続くことによる記憶障害(?)

 

前回は、いつ、どこの発掘調査現場に行ったのか・・・まったく記憶がありません。

 

栗東市にある古墳時代前期から中期前半(約1700~1600年前)の鍛冶工房群「出庭遺跡」の現地説明会へ行ってきました。

 

調査現場・・・背景右の山は「近江富士」

 

過年度の調査で20棟以上の竪穴建物、そのうち9棟から鍛冶関係の炉跡を検出するとともに鉄製品や砥石などの鍛冶関係遺物が出土しています。

竪穴建物跡・・・中央の左上に焼土痕(炉跡)

 

古墳時代前期の竪穴建物の床面積は、100~9.24㎡と大小様々なものが見られます。

 

発掘調査最終年度になる今年度の成果は、

古墳時代前期の建物 5棟

うち 4棟に強く被熱した炉跡。床面で金属反応。 

結果、この遺跡群から出土した「鍛冶工房」とみられる建物跡は全国最多の13棟

建物内部から、鍛冶作業で使われた(?)「敲石(たたきいし)」や「砥石(といし)」などが出土。

 

 

現地に早く着いたので、旧知の技師さんから遺物の説明を受けた後、遺構を確認して、説明会の始まる前に退散しました。

帰路、振り返って見た遺跡方向

正面に「近江富士」、右側の2階建てプレハブは現地事務所

 

日射しが弱く、爽やかに秋風も吹いて、快適だったので、稲の刈取りがすすむ田圃路を歩いて宇和見神社を参詣してから帰路につきました。

 

この日の走行 42.7km、 歩行 5832歩。