投薬休止4日目(1月6日)。

手足の痺れがかなり軽くなったこの日、近江神宮へ行ってきました。

薬により病原菌などへの抵抗力が弱くなっているので雑踏は避けたいところです・・・。

正月の三ヶ日を過ぎていましたのでさほどの混雑はなく、のんびりとした散策を楽しみました。

 

 

【近江神宮】

第38代天智天皇を祀る神社で近江大津京跡に鎮座しています。

昭和15年(皇紀2600年)に建てられた社殿は「近江造り(昭和造り)」といわれ、近代神社建築の代表として登録文化財になっています。

 

参道の石段下から見上げた楼門

 

境内に日時計や火時計などが設けられ、時計館宝物館があります。

また、漏刻(水時計)も復元されています。これは、天智天皇が671年4月25日(太陽暦6月10日=「時の記念日」)に漏刻を作り、大津宮に置いて鐘鼓を打って時報を開始したことに因むモノです。

 

火時計

 

漏刻

 

(※日本書紀には、斉明天皇のとき660年にも中大兄皇子が漏刻を作られた旨の記載があります。こちらは、飛鳥の「水落遺跡」でご覧になられた方も多いと思います。

ただし、発掘調査で漏刻そのものが出土したわけではなく、漏刻の跡ではないかと推定されている遺跡です。)

 

漏刻は、中国の文献などをもとに江戸時代の日本の文献(桜井養仙「漏刻説」享保17年)に描かれたモノがあり、それらによって近江神宮や水落遺跡の漏刻を推定し、制作されました。

 

外拝殿からの参拝もそこそこにして「近江勧学館」に向かいました。近時、「かるたの聖地」としてアニメなどで話題になっているところです。

 

2Fに「競技かるた」会場の浦安・豊栄の間があります。

近々(1月11日)に「名人位・クィーン位」決定戦が行われる会場です。畳に緋毛氈が敷かれた華やかな会場・・・。

「競技かるた」の会場(浦安・豊栄の間)