フォンテラの最後の選択 | 福縁譚

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福縁堂主人の骨董ブログ(主に中国工芸中国美術の鑑定話や小論文、感想、雑談など)
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(久しぶり、ブログを書いてないが、今みたら、昨日の福縁談のアクセル数は行き成り274で、皆さんはなにを読んでるかなと興味津々ですわ。今日の話題の過去の務めた会社のテーマの延長で最新の動きです。)

 

9月30日に、NZを本拠点にしている巨大乳業企業のFonterraが”戦略転換”というテーマのマスコミ発表がありました。

本文が長いので、今年8月1日の経営層入れ替えと同時に発表したNew戦略を、僅か2か月で”転換”とは意外かもしれないが、企業関連者の目線では以外ではない。

7月下旬に発表して消費者ビジネスを売却戦略はフォンテラ社の最後換金できる資産のほか、巨大のGlobalサプライチェーン(システム)の負担を酪農組合から降ろしたいことは本音だと思います。要するに:

サプライチェーンの構想はBtoCビジネスのためかので、B2BtoB2Cが合併により、海外子会社含む関連会社全部導入という金の使い方は、ウォール街のフォントからの投資があったからである。だから、合併その時点からフォンテラはもう二―ジーランドの企業ではなくなって、管理層はほとんどアメリカ人かオーストラリア人になってしまった。

GlobalOutsourcingの背景は以前の記事書いてますので、ご興味があれば検索してご覧ください。

 

けれども、Fonterraに今後残る農場と乳品材料ビジネスはサプライチェーンは必要がないです。以前この部分はNZDB下のNZMPLTD.であります。当時私たちが持っているのはSOTDというSaleOrderToDeliveryという産地から買い入れ国の倉庫までの乳原料効率的なDeliveryと品質管理ためのシステムです。このシステムはNZDBの関連NZ国内のIT会社とOracleが開発したOracleEDPのカスタマイズパケッジであり、OracleERPの外掛けであります。

当然のように、本社が管理する海外ビジネスはSOTDに留まり、SaleForceのような、Fonterra本社からお客様の海外乳製品会社と直接管理するような理想社会ではない。(まあ、出鱈目ですが、アメリカソフトウェア会社へ投資しているウォール街への礼金みたいな行為と思う。)

 

けれども、もし、B2Cビジネスを売ってしまう、例えば:中国メーカーに売ってしまう。(Fonterraは本気に考えているかもしれないが、実は不現実ですね。中国の食文化上乳製品、特に消費者向けの製品の売り上げは天丼があります。)

結局、NZ国内のB2Cを買い取った海外メーカーは”システム投資で来た負債”を背負うか?明らかに無理です。

だから、B2Cを今年で売却するなら、GlobalOutsourcingやサプライチェーンは全部打ち切るしざる得ない。さようならであります。

 

けれども、B2Cの売却にやはり”売国”と考える方々がおおくあります。だからコンシューマ製品の工場を国営(NZDB)なみに戻るか、その可能性もあります。だから、今回の告示では、16年ぶりに”New Zealand Milk”という言葉が出った。

New Zealand Milk Japanは私が最初入社した会社で、感情がありますね。

FonterraはもうこれからNZの生産商だと市場に石を投げた。これとともに、経営層ではない”Peter会長”の発言を冒頭に来ることは実にその会社の歴史上発の事で、告示に一種政府与党の背景が刷られている感じです。

 

けれども、そうだと言っても、告示には”我々の戦略はB2Cビジネスの売り上げを維持し、とB2Cを維持するためのサプライチェーンへの投資も計画中”だと”もしB2Cを売却する場合は投資者が損失しないように配慮する”と””の書き方は、私はウォール街への一種の脅威だと思う。

つまり、サプライチェーンの投資が欲しいなら、追加融資だ!。追加融資がなければ、今の借金返済は詰まるから、B2C売却だ。売却したら、投資家も損するので、サプライチーンもこれからなしだ。と互い損だ。

 

けれども、ウォール街投資家はどう考える?そもそも当初投資の目的はNZ酪農グループの経常利益ではない。その目的は合併前各国海外子会社の10年以上の売り上げの留保金だ。もともと国と国の貿易赤字の保証金みたいな日本の銀行に預金しているけれども、グローバルでアメリカに吸い上げられ、日本は文句言えることもないで、気の毒である。

例えば:当初グループ内は売上は日本は世界一の原材料売りで、マレーシアはアジア2番目の消費者市場です。

この16年でシステム維持の上納金でほとんど留保がないじゃない、だから追加投資がない!というまでもない。

しかも、今の日本では、原材料売り上げのシェアはアメリカ酪農とオーストラリア酪農に取られて24%しか維持できない。特にB2Cの部分は欧羅巴製品にシェアを取られっていますので、日本市場はますます縮小し、告示の中では、”中国市場とほか”と表現して、日本の名前もないのだ。

 

Fonterraという怪物は、日本でいうと、農協と食品加工場と丸紅商事を一体化したもので、工場と販売部門の利益をすべて酪農の配当を上がるためにあると、考えるだけでおかしいです。

けれども、可笑しいだから不現実ではない、アメリカ資金の支援で野党が政権が取ったから、そうなってしまったことで仕方がない。

 

けれども、これからフォンテラが倒産しない方法はあるか?理論上はないだと思います。酪農は日本のように国家補償すればよいなので、NZMPとNewZealandMilkProductsがともにNZDGの農場主に仕奉することは歴史の逆行とほかない。

 

”戦略転換”宣告よりも、”死亡宣言”だ。来年は三分割のみである。

 

福縁堂主人