久々にアンプを作りました。(例によって不動Technics SE-C01の改造)

今度は使い勝手の良いプリメイン型です。

メイン部はNo.28の回路をほぼそのまま採用しています。

 

【外観】

 

【回路図】

 

【No.28からの変更点】

 1.No.28とほぼ同じですが、6Ω負荷へのA級動作範囲を1W以上としました。

 2.スピーカの微小領域直線性改善DC付加量の可変を固定に変更しました。

 3.入力を2系統とし、切替スイッチを付けました。(3ポジション、中央はOFF)

 4.バスブースト回路を3点切替で付けました。(OFF、150Hz、270Hz)

   上記の周波数は3dB上昇する周波数で、使用コンデンサはスチコンです。

 5.音量調整は東京光音の2CP-601型(5kΩ)のLog型でクリック(2dB)付です。

 6.スピーカとヘッドホンの切替スイッチを付けました。(利便性優先)

 7.スピーカ端子はSE-C01オリジナルをそのまま使いました。

 8.出力段用以外のオペアンプはTLC2272に変更(秋月でOPA1652入手不可)

 9.電源ON時の突入電流を緩和する為、ON抵抗の非常に低いMOSFET使用

 10.メーター回路以外アルミ電解不使用(タンタル固体、導電性高分子(OS))

 

【前面パネル(メーターの前にスモーク・アクリル板使用)】

 

【前面パネルの操作部拡大】

 

【バスブーストのシミュレーション(実機もほぼ一致)】

 

【背面、入力2はΦ3.5mmの3極ジャック】

 

【内部の様子 意外とスカスカ?】

 

【110kHz矩形波入力時の出力波形(殆ど変化無)】

 

【110kHz矩形波入力時の出力波形(0.22μF付加でも非常に安定)】

 

No.17で紹介したものからNo.28に至るまで非常に良い音でした。

今作はプリアンプ機能を追加して操作性が向上し、相変わらず良い音です。

 

これからも、これをベースに更に変化させ続けたいと思います。