PC使用環境で使っているFoster 10F3のシステムとは別のシステムが有ります。 

倅が使っていた部屋を占拠して利用しています。 

(彼は、4人家族で自らの持家に住んでいるので、もう良いかと・・・) 

 

こちらはプロジェクタも使った、いわゆるホーム・シアター形式になっています。 

昔から持っていたスクリーンは4:3の80インチで、16:9では73インチ位です。 

昔のプロジェクタはランプ寿命短く、五月蠅く、大消費電力、低画質でした。 

現用は、LED光源のDLP方式で、低消費電力・静音・長寿命と嬉しい仕様です。

 

 

スピーカはJBL 2115(明るい組格子の方)と、その上にJBL 075を置いています。 

(2115の下には、使っていないJBL LE10A入りの箱が置台になっています。) 

(2115+075の内側にはYamaha NS-451が有ります。) 

JBL、Yamaha共に全ユニットがアルニコ磁石と嬉しい仕様です。 

(No.16の「アルニコ対フェライト、磁石の違いで音質は?」を参照下さい。)

 

スクリーンの下にはパワーアンプを置いています。 

(床に近い2台は、075用のNo.19改と、2115用のNo.28)

 

 

スクリーン直下は友人依頼のAurex SC-335改(No.17ベース)でNS-451を接続

 

 

信号源とプリアンプは小型ラックに入れて座る位置の右側に置いています。 

右手を伸ばすと届く位置にボリューム・ノブ等が有り、使い勝手が良好です。

 

 

一番上は、友人依頼のAurex SY-335改(電解Cは全て交換、マイラーはPPに交換) 

2段目はNo.14のプリアンプ 

3段目の左はDAC+光入力セレクタ、右はHDMIセレクタ 

4段目はHDD/BDレコーダ(その1) 

5段目はHDD/BDレコーダ(その2) 

6段目はSACDプレーヤとして使っているmarantz DV-8400改(出力の電解C削除) 

(右chの2115の箱の下には、No.30のチャンデバが有ります。) 

 

以下がシステム構成図です。

 

 

画像を見ながら音楽を聴いている時は、ちゃんと部屋を暗くしています。 

(一番下の、パワーアンプのメーター照明が目立ちます。)

 

 

滑らかで余韻が非常によく伸び、非常に良い音が出ていると思います。 

パワーアンプの最大出力は大きくありませんが、充分な音量が得られています。 

高音用パワーアンプは、元の状態ではACアダプタ起因のノイズが気になります。 

そこで、通常の電源トランスに替えて、聴感上のノイズは半分以下になりました。

 

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ところで、先日、Yamaha NS-451というスピーカを入手しました。 

40年以上前に発売された旧いスピーカですが、注目点はアルニコ磁石です。 

ウーファ・ツィータ共にアルニコなので、非常に期待が持てます。 

ボイスコイルは、リボン線をエッジワイズ巻にしており、思想が上質です。 

(ウーファはJBL 2115、ツィータはJBL 075と思想的に割と近いと思います。) 

ツィータと直列に入るコンデンサも、通常は電解ですが、何とMPコンです! 

 

過去の音質評価は、絶賛という事はなく、まぁクラス並というところでした。 

(オーディオ評論家の方々は、価格で評価レベルを決める面があった?) 

 

ツィータは劣化が少ない事が多いので期待しました。 

ウーファはエッジが劣化している事が多いのですが、この点はOKでした。 

触ってみても柔らかく、柔軟性を保っています。 

インピーダンスの周波数特性も計ってみましたが、全く問題ありません。 

(ウーファの振動板にはシミがありますが、音への影響は無さそうです。) 

 

Aurex SC-335改(No.17ベース)で鳴らしてみて、良い音が出るのに驚きました。 

期待以上です。 

大きな箱のバスレフを生かして豊かな低音が響きます。 

高音も非常に滑らかで質の良い音が出ています。 

ウーファ・ツィータの繋がりも自然で良好です。 

余韻も良く伸び、音場感が良く出ます。 

音楽ジャンルを問わず楽しめます。 

 

オーディオは理屈通りにいかない事が多いのは皆さん経験している通りです。 

ですが、NS-451は理屈通りに良い結果が出ていると感じました。