この歳になっても本当はわかってないことがありました。


 何かを話し合ってる時に、大きくずれたことを言う人や話の長い人いませんか?

悪い人じゃなくて良い人なんだけどいつも全く焦点からずれていて、そこからずれっぱなしで話が長い人。ああ、またずれてるわと、私も周りもうんざりして話を流して聞いていないことあったんです。


今回私が死ぬほど落ち込んで、生きる力がなくて。その時にその人が長々と話し出して。

心が弱っていた私は『今はそんな話じゃなくて。欲しいのはそんなんじゃなくて‥』と思いながらも、こんな辛い時に電話してくれる優しい人だから黙って最後まで聞こうと思ったんです。


 相変わらずとても話は長くて話はあちこちに脱線したけど、本当に私を思ってくれてると感じました。死ぬほど落ち込んでいても『人生そんなもんよ、てきとーよ。流すの。相手があまりに酷くて傷つけてきても、泣いても落ち込んでもね、ま、こんなもんさって軽く諦めるの。こんなもんよ、うまくいかないのが当たり前。私なんかね‥』とまたまた延々と続きました。

死ぬほど辛いのに『こんなもんよ』なんて!と以前までの私なら思った。


でも最後まで彼女のあちこち飛ぶ話を最後まで聞いて、電話を切って。


 『ま、こんなもんよ』


って口にしたら  なんか


楽になってきました。


白黒つけたい、結論出したい私とは異なる考えの彼女の話を遮ることなく最後まで聞いたら

全く違う考えがみえてきて‥


この歳になってもわかってなかった。

本当の意味の『人の話を聞く』ってこと。


 涙を流す辛い夜、生きていたくないと思う日に

口にだしてみる。なるべく明るく

 『まっ、こんなもんよ』


軽い諦めは別に逃げてるわけじゃないんだ