みなさんお久しぶりです、AKIです。

 

8月の頭にオーストラリアから帰国したので、今回は日本でこのブログを書いています!

 

今回は、私のメルボルンでのワーホリの経験を生活面を中心に共有したいと思います。トピックを明確化するために、いくつかのセクションに分けて説明をします。すなわち、「お金」「仕事」「日常生活」です。

 

【お金】

まず基本的な情報として、オーストラリアの最低時給はA$23.23(=約2188円)であり、所得税が15%なので、どの仕事をしても少なくとも必ずA$19.75(=約1861円)は貰えます(ただし、最低賃金以下で労働者を雇う違法な店を除く)。さらに、土曜日は時給が1.2倍、日曜日は1.5倍、祝日は2倍になるという特典が付いてきます。

 

私は飲食店でパートタイマーとして最低時給で雇用していただいていました。週5回程度で、30時間程度勤務し、毎月平均して約$3,000(=約28,2600円)の収入がありました。日本の新卒の月収が約22万円なので、週30時間程度の労働で日本の新卒の平均よりも稼いでいました。

 

ここで、「オーストラリアは日本よりも物価が高いから、日本よりも給料が良くても貯金はあまりできないんじゃないか?」という疑問が生じると思います。私の1か月の実際の出費を基に検証してみましょう。

家賃:$840(郊外にあるシェアハウスのシングルルームでこの値段です。オーストラリアは家賃が鬼のように高いです。)

交通費:$150

食費:$80

その他:$330

 

合計で、およそ$1400の出費があったので、3000-1400=$1600(=約15万円)を毎月貯金していました。私は飲食店で働いていたので、賄いをいただくことで食費を抑えることができました。食事にはこだわりがなく、外食はあまりしなかったので、それが功を奏しました。オーストラリアで外食をすると、少なくとも2000円はかかってしまいますガーン

結論として、外食や買い物などを頻繁にしなければ、貯金は十分可能です。私は4が月程オーストラリアに滞在していましたが、約$6,000(=約55万円)貯金することができました。

 

【仕事】

上述のように、いったん仕事が見つかれば、ある程度のお金を稼ぐことができます。しかし、現在求職者にとっての問題は、オーストラリアが留学生や移民で溢れかえっていて、仕事がなかなか見つからないことです。移民国家は言い換えれば、激しい競争社会です。そして、人が集まってくるところには、必ず理由があります。オーストラリアの場合、給料がいいことや比較的移住しやすいことが挙げられるでしょう。オーストラリア第二の都市であるメルボルンでさえ仕事が少ない状況なので、ブリスベンやパースなどのより小さい都市はなおさら仕事が少ないようです。ファームなどの田舎の仕事も例外ではありません。経験、スキル、高い英語力を持っていても、仕事探しは難航するでしょう。実際、私は20件ほどアジア系の飲食店にレジュメを配りましたが、返信があったのは1件で、トライアル後に採用していただきましたが、スタッフが足りているからか、一度もシフトをもらえることはなく、事実上のクビになりました。

 

求人を出している店に片っ端から連絡して、返信が来たところに行って採用してもらえたら、そこで働くという形になります。つまり、求職者は基本的に仕事を選べる状況ではないということです。自分の希望する職場・仕事を手に入れられるかどうかは、運で決まるといえます。私の場合、日本人向けの求人サイトでオンラインで応募したときが、一番多く返信をもらえました。なので、経験や英語力に関係なく、日本人は日本食レストランで働く可能性が高いでしょう。

 

また、仕事を得ても、十分稼げることは保障されていません。というのも、基本的に、職場にスタッフは十分に足りている状態なので、希望通りのシフト数をもらえない可能性があるからです。私の職場ではスタッフ同士でシフト争奪戦が繰り広げられていました。十分な収入を確実に得るためには、もう一つ仕事を掛け持ちする必要があります。

 

私は幸いなことに、最低時給ではありましたが、希望していた通り、インターナショナルで(全員アジア人ですが)、規模の大きい職場で、週5回ほど働くことができました。

 

【日常生活】

ワーキングホリデーは、その名の通り、働きながら休暇を楽しむことを目的として作られた制度です。適度に働いて、休みの日はビーチでゆっくり、、、というのが一般的なイメージかもしれません。貯金をしなくていいのであれば、週3日ほど働けば、最低限の生活費を賄うことができ、残りの4日を休暇に充てることは可能です。しかし、ワーホリの実態は、「出稼ぎ」です。私の知っているワーホリをしている人は、バイトを2つ掛け持ちして、週5回以上働いている人がほとんどでした。なので、私は勝手にワーホリのことをWorking No Holidayと呼んでいました笑い泣き私の感覚として、比率は、Working:Holiday=8:2くらいですね。私の場合、1週間の内、5日仕事、1日休養、1日観光、といった具合でした。

 

また、仕事が生活の大部分を占めるので、交友関係は基本的に同僚やハウスメイトなどになります。なので、運ではありますが、同僚の中で良い友人が作れるかが重要になってきます。私はまたしても幸いなことに、職場に信頼できる良い友人ができ、そのことが私のワーホリ生活の大きな支えになっていました。Meetupというイベントアプリもオーストラリアではよく使われていますが、どうやら出会いを求めて使っている人が多いようで、私は数回行ったきり行かなくなりました。ギラギラした感じの雰囲気が自分にはあまり合っていなかったようです爆笑

 

【総括】

およそ4か月のワーホリ生活を振り返ってみて、もちろん楽しいこともたくさんありましたが、大変だったことも数多く思い出されます。その中で、今後の人生に必ず役立つであろうたくさんの学び、経験、人との出会いを得ることができました。それは日本にいては得られなかったものでしょう。この4か月は人生において必要な「修業期間」だったと思います。多くの苦労があった分、それだけ多くの収穫もあり、一人の人間としてまた一つ成長できたので、オーストラリアに行って本当に良かったと心の底から思います。

 

また、私は運にも恵まれていたと思います。上述の通り、ワーホリは運要素が大きいです。幸いにも、私は、良い同僚、希望通りの職場、良いハウスメイト、良いシェアハウスを手に入れられました。

 

オーストラリアで価値ある経験が得られたこと、素敵な人たちに出会えたこと、すべてに感謝して、それらを今後の人生に生かして、さらに実りのある人生にしていきたいと思います!爆  笑

 

今回も読んでいただきありがとうございました!それではまた次回の投稿で会いましょうグラサン