心の本棚にこの一冊を! 後悔したくないアナタに贈る、士魂商才読書レビュー -2ページ目

心の本棚にこの一冊を! 後悔したくないアナタに贈る、士魂商才読書レビュー

今まで自分が読んできた、自己啓発系や成功本を紹介していきます。
自分にかかわる他人や環境を変えるのは大変ですが、自分自身の思考パターンや物事の捉え方を変えることで、見える世界がガラリと変わることもあります。
アナタもすきま時間に、本活してみませんか?

私は、学生時代に、年号とイベント名だけを強制的に丸暗記させられたので、歴史とは無意味な科目だという認識がありました。

なぜ、すでに終わった大昔の出来事なんかを、改めて掘り返して暗記するのか、疑問で仕方がありませんでした。自分の日常生活には、全く関係ないことだと思っていたからです。

しかし、社会人となり、長期休暇にバックパッカーとしてアジア各国を旅するようになると、日本人だというだけで、偶然道を尋ねた現地の人に食事に誘われたり、地元のお祭りにスクーターで連れて行ってもらったりと、手厚い歓迎を受けることがあり、奇妙に感じる機会もたびたびありました。


そんな折、Amazonで見つけた本「日本はこうして信頼される国となった」を気になってを読んでからというもの、その理由が少しずつ分かってきた気がします。

現代の日本とは、数多くの"過去の日本人"が、自分のプライドや命をかけて作りあげてきたものなんだ、という当たり前のことが。

ページを読み進めていくにつれて、「人物像やストーリーから読み解いていくと、歴史とはこんなにも面白いものなんだ。」と、どんどんと引き込まれてしまいました。

それに比べて、教科書の内容にこのような誇れる日本人像が全く載っていないことにも、不自然な感じを覚えます。これは、敗戦時から引きずっている、見えない圧力による影響なのでしょうか。

もし、私が学生の頃に、このような人物やストーリーを中心にした教科書があれば、歴史にもっと興味を持って、多くのことを学べていたと、とても残念に思いました。

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さて、今回の「こころに残る現代史」もそのシリーズです。
この本には、日本と各国の絆が歴史上どのように深まったのか、それを象徴するイベントが数多く紹介されています

登場するのは、以下の国々です。
アメリカ、メキシコ、ペルー、アルゼンチン、ロシア、モンゴル、韓国、台湾、ベトナム、インドネシア、インド、ウズベキスタン、イラン、イラク、トルコ、フィンランド、スウェーデン、ポーランド、ドイツ、オーストリア、イタリア、イギリス、オランダ、ベルギー、スペイン。

その中でも私が印象に残ったエピソードが、台湾の総督府時代のストーリーです。
日清戦争の勝利で、中国から台湾を譲り受けた日本は、現地人に日本語教育を強制したりしたものの、農業、電気、通信、交通、上下水道などのインフラを整備することで、その後の台湾の急速な近代化につながったということです。

そのため、台湾は日本統治下にあったにもかかわらず、今でも反日感情ではなく、日本統治時代に郷愁を覚えている現地のご老人方もいらっしゃるようです。

これを読んで私が思い出したエピソードがあります。
私が、昨年台湾を訪れたときに、現地の温泉に立ち寄ったのですが、その露天風呂にラジカセを持ち込んでいるご老人がいました。

そこから流れていたのは、私の知らない昔の日本の歌謡曲でした。それを湯船に浸かりながら聞いている数名のご老人達は、それに合わせて鼻歌を歌っているのです。

海外旅行中の私としては、なんとも不思議な感覚だったのですが、時代をタイムスリップしたかのような、こころ安らぐ空間でした。

海外のメディアで、日本人の国民性として取り上げられる「勤勉さ」「礼儀正しさ」「おもてなし」なども、日本で普段暮らしている私にはあまり実感できなかったのですが、旅行で他の国へ行ってみると、現地にはなくて驚くこともしばしばです。

私たちが、自分自身のことが一番分かっていないように、普段当たり前にあるものの有難さや特徴を感じることが、とても難しいこということを実感しました。
それは、失ってみて、初めて実感できるものなんですね。

また、それらも過去から脈々と受け継がれてきたものなのかもしれません。
自分が一日怠ければ、日本が一日遅れる。
日本の後世に恥じぬよう行動する。
敗者、弱者を守る。
四海の内、みな兄弟なり。
戦時中の日本には、エリート層だけでなく、末端の兵士にまで、このような高い意識が共有されていたといいます。
それは、なぜなのでしょうか。

この一冊を読んだことで、いろいろな疑問がわき、また読みたい本が増えてしまいました。
読みたい本は星の数ほどあるものの、本業も忙しくて時間がとれず、どんどん本が積みあがっていく今日この頃です。(^^;

そうそう、この本には、当時の日本人の写真も掲載されているのですが、どの人も皆姿勢が良くてカッコいいです。

自分も背筋を正して、日本人としてのプライドと責任感を持って、あなたを奮い立たせる刺激的な本を今後もご紹介していくつもりですので、乞うご期待ください。


日本人の知らない日本がある こころに残る現代史 (単行本)/KADOKAWA/角川書店

¥1,512
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