Jewel #あみドラ きっかけ編。 | 異彩前夜

異彩前夜

Akiの何だかまとまりのない日記

Jewel(J☆Dee'Z)を初めて意識したのは2016年。

当時とても好きなイベントがあって、そのイベントには全部通っていたのだけど、唯一行けなかったのがJ☆Dee'Zが出演していた時の回だった。

その頃、僕は音楽で周りのお世話になった人たちを幸せにしたい恩返しがしたいと夢見ながら、会場選びからブッキングまで1人で企画をする音楽イベントを開催していたのだけど(結果的に1人ではなく多くの人に助けて頂いたが)、ちょうどその日は東京のアーティストを集め大阪でイベントをするという企画と重なり観にけなかったのだ。

そして、そのイベント終わりの飲みでJ☆Dee'Zの話題も出て…少し気になる存在になっていた。ただ今だから正直に言えば、当時の僕は空虚な感情が心にあって、少しスカした表情で一歩引いて見ていたと思う。彼女たちの努力を見てなかったし、何だか子供に感じていて、大きな誰かが作った『作り物の世界』のようにすら感じていた。

 

でも、そんな僕の考えを一変させたのが、何気なく行った2017年1月22日ららぽーと横浜。ちょうど、彼女たちがニューヨークの武者修行を終え帰ってきてから最初に行われたライブだった。

衝撃だった。技術的なものは僕には分からない。だけど、力溢れる全力のパフォーマンス。決して成功だけじゃなかったと感じさせるニューヨーク後のライブで見せた涙。その全てが、何だか今までにないくらい僕の心に直接響いて。とても綺麗な感情が芽生えた。

たしかに傍から見たら数日の旅だったかもしれない。だけど、彼女たちにとって例えるならば映画『スタンド・バイ・ミー』のように、それは自分の世界を成長させた限りなく大きな数日であって。

 

少なくとも僕は、その成長を目の当たりにして無限の可能性を感じた。

それは作り物の世界…かもしれない。だけど、その中で自分たちなりに精一杯もがき全力で努力している姿は紛れもなく真実であって。その3人だけにしかない輝きを放つ姿を見て僕は…月に幾度も観に行っていたビルボードでの洋楽通いも、Vuenos等のインディーズのライブ通いも、ほぼ全てやめてでも…もっと彼女たちを、彼女たちだけを見ていきたい。そう思った。

 

そして僕は、Jewelerになった。