作家の山崎豊子さんの日記が発見されたそうです。
昭和20年のもので、戦争のことやご自身の恋のことなどが綴られているとか。

日記の一部をネットで読むことができました。

戦地へ発ってしまう想い人との最後の逢瀬については
涙なくして読めません。

彼は強く美しき人なり、とありました。
それは素敵な方だったのでしょう。



「女々しいようだが、俺は軍隊生活の忙しい四六時中でも、君を想っていた。おかげで星の数が少いさ」
――私はもう全身で泣いた。嬉しかった。

彼は何と云う純潔な人間だ。愛するが故になるべく汚すまいとするその神聖な祈るような抱擁。左手に感じた彼の美しい唇は一生忘れられない。



こんなふうに美しい記憶を、
美しい文章にして仕舞っておける文才のある人を
心底羨ましく思います。