「あなたが自信を取り戻し

自分らしさを思い出す」をサポート

 

心理カウンセラーの市原あきよです。

 

 

「こういう時はこうして欲しいなぁ~」

こんな妻からのお願いに対して

 

自分が否定された

バカにされた

 

と受け取ってしまうタイプの夫がいる

 

妻の口調は決して

トゲトゲしいものではなく

 

ただ、やんわりと

「こうして欲しいなぁ~」

と伝えたにもかかわらず

 

「いちいちキミに言われたくない」

とか

「その言い方が気にくわない」

とか

なぜか妻を攻撃してきて

 

肝心な「お願いしていること」

についての話が逸れて

どこかに行ってしまう

 

話は伝わらないし

嫌な気分になるし…

 

どうして夫がそういう受け取り方を

するのかが全く見当がつかず

いつも会話が成り立たない

 

こういった状況に悩む妻たちがいる。

ショボーンショボーン

 

 

家庭のルールを夫婦で

作り上げていくためには

お互いの思いを

伝え合うことは必須。

 

相手の思いを受け止めて

自分の思いもきちんと伝えて

その上で二人にとって

ベストなルールを探っていく

 

 

このやり方が理想だと

私は思うんだけど、

 

 

さっきのタイプの夫だと

自分の思いを伝えるだけ

妻の気持ちを

受け止めようとしないのだから

夫婦円満を目指すのは

かなり難しくなる。


 

 

それなのに多くの妻は


夫とさっきのような

嫌な気分になってしまう

やり取りがあるたびに

 

大切なパートナーに

自分の気持ちをわかって欲しくて

健気な努力を続ける。

 

 

「私の言い方が悪かったかな?」

「話したタイミングが悪かったかな?」

「疲れていたのかな?」

「仕事でイライラしていたのかな?」

 

 

こんなふうに

夫の攻撃的な態度の

理由を一生懸命考える。

 

そして、次はこうして

伝えてみよう

とチャレンジするけど…

 

残念ながら

やってもやっても

夫は気持ちをわかってくれない

 ショボーンショボーン


 

あまりにも伝わらないことが

続くと、どうしても

妻だって感情的になってくる

 

 

例えば

「何でわかってくれないの…」

と涙しながら訴えたり

 

「もーっ!いい加減にして!」

とヒステリックになってしまったり…

 

などのように。

 

 

すると

さらに状況は悪化して

 

夫から

「そんなに感情的になってばっかりで

キミはちょっと変だよ」

なんて言われてしまうことも。

 

こんなこと言われたら

「悲しい」を通り越して

「無力感」で一杯になるよね…

ショボーンショボーン

 

 

そして

気持ちのコントロールが

上手くいかないと感じた妻は

「私は何か心の病気を

持っているのではないか?」

と追い込まれ

 

クリニックを受診し

クスリを処方してもらう

という状況に…

 

元々はただ、

「夫に気持ちを理解してもらえない」

だから

「夫に伝わらない」

ということが原因なだけなのに…

第三者からしたら

 

「相手の気持ちを理解できない」

なんて

夫婦なのにそんな事あるの?

 

なんて疑問も湧いてくると思う。

 

 

信じられないかも知れないけど

あるんです!!

それも結構多くのケースが。

 

 

 

じゃぁ何で結婚したの?

気付かなかったの?

 

なんて聞きたくなるのもわかる。

 

 

実は様々な理由があり

「気付けなかった」んです。

 

 

そして、もちろん妻自身も

「何で気付かなかったんだろう?」

と自分を責めているえーん

 

 

そんな状況にいる妻が

悩みを打ち明けた相手から

「何で気付かなかったの?」

などと言われてしまうと

 

 

妻はますます傷つき

孤独になっていく…

「私のこの苦しみは

誰にもわかってもらえない」って。

 

 

これ

カサンドラ症候群

 

と呼ばれている状態です。

残念ながら

理解してくれる人が

まだまだ少ないのが現状…

 

 

なぜなら

妻の方に心の症状が出てくるから

妻だけの問題として

やり過ごされてしまっていることが

多いんです…

 

本当は

夫婦間のコミュニケーションから

生じている問題なんだけど…

 

 

カサンドラ症候群とは

簡単に言うと

 

アスペルガータイプの特性がある

配偶者の相手方が

心身の不調をきたす状態

 

つまり

例えば夫にアスペルガーの特性があったら

妻が心身の不調をきたす

ということ。

 

 

アスペルガーの特性には

様々なものがあるけれど、

その中に

 

「相手の気持ちを直感的に理解する」

「普通はこうするよね」

 

ということが苦手というものがある。

 

(これ、アスペルガーでないのに

精神的DVをしてくる人は

相手を支配するために

「苦手」ではなく「あえてそうしている」

と言えるんだけどね)

 

 

こうお話すると、

「じゃぁ、うちの夫はどうなのかしら?」

「病院で診断を受けなきゃいけないかしら?」

 

と考えてしまうかも知れないけど、

私は「診断」は必ずしも

必要ではないと考えています。

 

 

 

何よりもまずは

夫とのやり取りに苦しむ妻が

 

「私が一方的に悪いわけではない。」

 

と思えるようになることが大切。

 

 

自分を責める事をやめること。

夫にどうにかわからせようと

必死になることを

一旦やめてみること。

 

こうすることで

限りなくゼロに近づいてしまった

心のエネルギーを

少しずつ戻していくことができる。

 

心に元気が戻って来たら

次のステップを

考えられるようになっていくから。

 

 

もしも今

あなたが夫との関係性に

苦しんでいるのだとしたら

 

そして

「私はカサンドラ症候群かも知れない」

と気付いたのだとしたら

 

あなたはこれまで

一人孤独に

必死に頑張ってきたんだよね。

 

あなたの心は

きっとものすごく疲れている。

 

だから今からは

自分を責めるのはやめようね。

 

自分の理想の未来のために

心の元気を回復させるところから

始めていこうよ