「あなたが自信を取り戻し
自分らしさを思い出す」をサポート
心理カウンセラーの市原あきよです。
昔はどうでもいいことで
会話ができて
どうでもいいことで
よく笑っていたのに…
結婚したら様子が変わった。
家庭は「夫を優先すべき場所」
になっていっちゃった…
だからどうしても
夫と会話するのに緊張してしまう…
こんな状況になっていませんか？
例えば、その状況に置かれると
いつの間にか妻は
こんなことに気を遣いながら
夫との会話をするようになるかも…
日常のたわいもない話は
相手の時間を奪うことになるから
つまらないことを言うのは控えよう
理論立てて話さないといけない
感情を交えず事実を報告しなきゃ
問題と思われる事柄を明確にして
改善案を伝えよう
そして役割と責任を持って取り組もう
夫の気持ちが安らぐ家庭にするために
夫に迷惑をかけないようにしなければ…
こんな感じ。
うーーーん…
ちょっと待って！
あくまでもこれは「例えば」の話だけど、
これってまるで
上司と部下の会話のようじゃない？
確かにチームを運営していくためには
役割分担は効率的かも知れないよ
でも家庭って
そういう場所じゃないよね？
気持ちのやり取りを通して
心が癒される場所のはず…
愛情がベースとなる
家庭という場所で
効率ばかりを求めたら
「これを言ったら相手はどう思うかな？」
のような「相手への思いやり」が
すっぽり抜け落ちちゃう
これはマズい状態だよね…
だって人間だもの。
つい、弱音を吐いたり
なぐさめて欲しかったり
気持ちがマイナスな話を
してしまう時だってある。
一番自分を分かってくれて
思いやってくれるはずの
パートナーになら
そんな自分を見せることは
普通のこと。
でもそんな時に
面倒くさそうにされたり
スルーされてしまったりなど
言葉で言われないまでも
相手の態度から
そんなネガティブを
感じ取ってしまったら
こちらはものすごく傷つくし
これ以上気持ちを
伝えることが怖くなる
だって安全だと思えないから…
そんな相手に
愛情を感じるなんて
難しいよね…
「何て冷たい人なの？」
「どうして私の気持ちを
分かろうとしてくれないの？」
ってなってしまうよ…
そうなってしまったら
「相手との会話を楽しんで
心の底から笑う」
なんて出来なくなっても当然。
そして
相手には自分の心の内は見せず
事務的な会話の形を
取るようになっていく。
これは自分を守るための正しい戦略。
当然だよ。
でも、いつもいつも
相手の顔色をうかがって
自分の感情は自分で解決して
一人で乗り越えなきゃいけないなんて…
夫婦でいるのに孤独だよね。
本当は
その感情の解決の時にこそ
夫に力になって欲しいのに…
夫婦なのに上司と部下のような関係性…
これ、もしかすると
「妻は夫を優先すべき」
という
「偏った思い込み」が
原因かも知れない。
もし、夫婦の両方がこの
「偏った思い込み」に
とらわれていたとしたら…
夫は自分を優先してくれていない
という出来事に
腹を立ててしまうかも知れないし
妻はどんなに疲れていても
夫のために自分を犠牲にしてしまう
かも知れない。
夫に怒られたり、
不機嫌になられたりするのが怖くて
妻が自ら自分を下の位置に
置いてしまったら
夫婦に上下関係が生まれてしまう…
すると
夫が腹を立てるたびに
妻は出来ない自分を責めてしまうし
恐怖心と戦わないといけなくなる…
つまり
「もう怖い思いはしたくない」
だから
「もっと私がしっかりしなきゃ」と
どんどん自分を追い込んで
良い妻になりたい一心で
ますます夫を優先する努力をする。
これを繰り返すことで
夫との上下の差が
さらに開いていってしまう
という悪循環…
そして、実は恐ろしいことに
「妻は夫を優先すべき」
という偏った思い込みは
妻だけに悪影響が出るわけではなく
夫も無意識のうちに
少しずつ暴君化してしまうんですよ…
これを繰り返していたら
夫婦仲の改善は難しいどころか
モラハラ・DVの危険が
迫って来ちゃう…
よい家庭を築きたいからこそ
努力し続けているのに
思い描いた幸せから
遠ざかっているって…
何のために夫婦でいるのか
分からなくなってきちゃうよね
この状況を改善するには
自分の中の
「偏った思い込み」に
気付くことが大事。
「妻は夫を優先すべき」
ってホントはどうなの？
こう自分に問いかけてみて。
だって、親にそう言われたし
それが常識だし
みんなそうだし…
こんな考えが
次々と頭に
浮かんでくるかも
知れないけど
一旦それは、脇に置いて。
「妻は夫を優先すべき」
と言われたときに
あなたがどんな気持ちになるかを
確かめてみて
大切なのは
あなたの気持ちだから
自分には
どんな「偏った思い込み」があるのか
その存在に気付くだけで
心がフッと軽くなります。
一度ご自身の心の中を
ゆっくり見つめてみて下さいね。
