桜と一言に言っても250~300種類くらいあり分類上は5系統位に分けられています。詳しい桜の本には体系や開花時期などが載せられているでしょう。一番綺麗な花と言うわれて居ますのが八重の桜「松月(ショウゲツ)」で珍しい名花としては、「御衣黄(ギョイコウ)」では無いでしょうか。三ッ池公園にはその珍しい桜、御衣黄が5本も植えられていて見ることが出来ます。黄桜と言われますウコン桜も有りますが貴重性は御衣黄。非常に珍しいです。特に桜が好きでたまらないと言うような愛好家なら最高に好きだと言います。

葉の表面に葉緑体があるため咲き初めは緑色の花で、開花後中心から紅色の筋が花弁の先に延び全体が綺麗なピンクに染まり始めます。開花しても気付かない人がが居るくらいです。流石に京都の仁和寺に在る名花ですから散る間際は最高に綺麗です。見苦しい醜態は晒さず、花ごとポトリと落ち散り際も潔く美しい桜です。今回は咲き初めで未だ緑もしくは白っぽいです。

 

この花は変化を楽しむ鑑賞法ですからその時一度だけでは素晴らしさは伝わりません。何度も何度も足を運ぶことでその素晴らしさを理解することが出来るのです。京都の府立植物園にも在るそうですが日当たりが良くないため美しくは無いとの事です。条件の良い環境でないと本当の姿を見せない桜です。あの国立の広大な昭和記念公園ですら1本しかないとの事です。是非探し出し写真に納めて下さい。三ッ池公園ではパークセンターの窓口で場所を教えてくれますが芸能人が人が減る夕刻にお忍びで見に来るとのうわさを聞きました。下は、白妙と言う定信が愛した早咲きの八重の桜です。三ッ池公園は田沼意次や松平定信が作ったと言えますね。

 

三ッ池公園には天然記念物の桜、八重の豆桜が在りましたが枯れて今は在りません。兼六園菊桜・倍護寺数珠掛桜や紅豊と言う珍しい桜が点在します。ソメイヨシノが満開を過ぎると遅咲きの八重や菊桜が開花してハナミズキやツツジにバトンタッチします。横浜のシンボル横浜緋桜です。今頃は葉桜でしょう。派手なピンクが素人好みです。