先日、三ッ池公園で貴重な絶滅危惧種カキツバタを見付けました。イシス系の花はどれも似て居ますか明確に区別出来難いでしょう。明確な画像と説明が有れば一度で理解できるのですが写真が中々見付かりません。アヤメ↓
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此方がアヤメで、上の角の様に成った花びら3本に下に垂れさがった大きく立派な下花びらが見えます。この下の3枚の花びらの元を見ます。網目模様が有りますので網目がアヤメと成ったとされて居ます。花の咲く時期が5月の初旬です。カキツバタ↓
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次に非常に珍しいカキツバタ。高1の古文で教わった藤原業平の文では、カキツバタを頭文字にして句を詠めと言うのですが、当時カキツバタが分からず本文の意味が実感できませんし納得出来ません。それと無い訳で誤魔化され実にいい加減な授業を受けさせられました。キショウブ↓
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以来カキツバタを意識して居ましたが見付けるのに数十年費やしてしまいました。もしも実感できたなら古文乙二の成績も変わって居たでしょう。あの東大出の教師は駄目でした。自分の尺度で生徒を教えるようでは藍より出でて藍より青くは成れません。花菖蒲伊勢系神路の誉れ↓
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この二つの花の花弁の元は黄色いでしょう。これが花菖蒲でもう少し経つと梅雨時に咲く花です。ジャーマンアイリスは此処が黄色やモール状に成って居ます。花の形状が異なるので区別できます。一番水を好むのがカキツバタで次いで花菖蒲・アヤメの順です。開花時期が早いのがアヤメで次がカキツバタ最後に花菖蒲と成ります。伊勢系花菖蒲↓
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カキツバタは非常に珍しく実物を目にするには、名物的な観光スポットや植物園に足を運ばないと無理でしょう。三ッ池公園で見られることは幸運以外の何物でもありません。カキツバタ群生↓
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実際にネット検索しても最も近くで開花して居るのは何処か探して見て下さい。見るだけけで何年も掛ると思います。