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今回のご紹介は、ニコマートなので希少性は全くありません。
ましてニコンの廉価版なので高価さとは縁遠いのです。

先ず一眼レフを持っていなかった頃に遡ります。
釣りに凝っていた時分、海にカメラを持って行くような人は殆んど居ません。
本格的なオールウェザーのカメラならニコノスですが高価でした。
そこで「リコーオートハーフSE」を耐水カプセルと共に購入しました。
アウトドアでの使用を可能にしたカプセル付きです。
今となると見つけるのは至難の技かも知れません。

※ニュータイプは、巻上げとセルフタイマーに黒いプラカバーがある。
他にはFタイプのソフトシャッターボタンが付くのです。

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釣りがメインの趣味でしたのでカメラ購入までまわりませんでした。
本格的な一眼レフとして、初めて購入したのがこのニコマートFTNです。
以前紹介したのは旧タイプ、これは人気のあるニュータイプです。
特筆すべき派手な性能や珍品に属する希少性もありません。
しかし、思い出の一品で今も大切に保管している1台です。

※アイカップも付いていたのですが、良く落とし無くしました。
もっともF3用が付きますので問題は有りません。

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何処へ行くにも、何を撮るにもこのカメラと共に歩みました。
フィルター効果、フィルム現像、接写、シンクロ撮影・・・etc。
ニッコール20、50、105、200と良く活躍してくれました。
既に長い年月が過ぎてしまいました。
傷一つ無く、新品同様に見えますが何百本撮ったことでしょう。

※巻き戻しのハンドルが一番使い易いカメラでしょう。
露出計が外からも見え、ミラーアップも可能です。

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何でもそうなのでしょうが、最初の物はその後の進展に大きく影響します。
写真にどっぷりと浸かれたのは、このカメラのお陰でしょう。
全く写真に疎かった自分に、根気強く熱心に教えてくれた友人。
その友人が持っていたために、同じものを購入したのです。
今でも、その選択が正しかったと喜んでいます。
学校で勉強したどの教科よりも、写真を写す技術の方が役立ちました。
記念すべき「ニコマートFTN」なのです。

※シャッターダイヤルは、レンズの付け根にあり巻き上げ部はスッキリ。