真理詩集Ⅰ（２）

真理詩集機複押

　　心

人間の心は
いろいろ

やさしい心
すなおな心
明るい心
いじわるな心

それぞれ
さまざま

だけど
人間は
心が　大切だ

（１１歳）

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　　風

春の風は　やさしい
ブーンと　春の匂い
「いい匂い！」

夏の風は　笑っている
楽しいネ
夏の風は　私たちを　とりこにしてしまう
「また来るネ」というように　さって行く

秋の風は　泣いている
だから　冷たい
ときどき　顔を上げては　シク　シク
「なんでそんなに悲しいの？」
「淋しい季節だから･････････」との返事が
　　返ってきそう

冬の風は　おこりんぼう
いつも　おこってばかりいる
「こわい！」
ときどき癪にさわると冷たく吹き荒れる
「いじわる」

こうして見ると　風にも顔がある
みんな違う
「風さん　らんぼうは止めてネ！」
「ウン　分かった」
「風さーん」

（１１歳）