日本水泳連盟主催、日本泳法研究会「主馬神伝流」が、愛媛県大洲市において、2年後の、令和9年3月に開催することが内定した。
研究会は、「主馬神伝流」の研究発表として、座学と実技を大洲水泳協会が行うもので、講演場所とプールの選定を行うため、日本水泳連盟日本泳法部会、担当委員が視察に昨日から来洲され、本日会場予定候補地視察に回られるとのことで、大洲水泳協会副会長として、同行した。
日本水泳連盟が認定の日本泳法は、13の流派で持ち回り開催となっている。前回は12流派の中の「神伝流」について、主馬神伝流の違いと、主馬神伝流が13流派であるべきだという 研究発表を、日本水泳連盟日本泳法委員会委員が発表し、翌年度13流派目の認定を受けたもので、主馬神伝流の発表は、第一回目の研究会で、発祥の地、大洲で、行うこととして主催の日本水泳連盟に視察していただくためのものです。
以前には、研究会「神伝流」として、大洲市で開催し、3泳法、真の泳ぎ方、行の泳ぎ方、草の泳ぎ方のみ認定を受けました。
3泳法は、主馬神伝流の基本にして、奥義としており、「神伝流」とは、別の流派であることは、周知のことだったのですが。
〇平成15年3月大洲市開催第52回日本泳法研究会「神伝流」資料表紙
今回は2年前の事前視察ですので、説明は、これくらいにして、
今日の視察メンバー4人で昼食と言うことで、段取りした役員が仕事で随行できなかったのですが、市の商工観光課勤務で、観光で一押し中の「油や」で食べるようにとの強い指示により来店した。
〇油や
〇10食限定の昼定食(上のメニューになし)
東京からの委員さんには、商工観光課からの指示で、「名代 とんくりまぶし」を食べていただくことにして、入店してすぐに限定定植を注文したのだが、2食しかなく、僕はこれを頂き、一人は、さつま汁定食をおいしく頂いた。
さつま汁(伊予さつま)については、僕がよく作るので、詳しいレシピはかなり昔のブログに書いたので、下にコピペして、今日はこの辺で終わります。
愛媛の郷土料理 「伊予さつま」
僕は「さつま」を知らなかった。南予地方一帯の郷土料理として知られていて、現在では県内全域で知られている。僕の家では、9歳上の姉が宇和島市に嫁ぎ、料理上手の姑に教わり、(実家に)帰るたびに、ご飯を作ってくれて、作り方も教えてもらった。昔は、結婚式の引き出物、鯛の尾頭付が手つかずで帰ってきたので、いつも「さつま」にして食べていた。
作り方は、家々で違っていて、更に具材も違う。一番の違いは、味噌で、麦みそは同じなのだが、宇和島以南の麦みそは、発酵を止めて冷蔵庫で保存する白い味噌で発酵臭が強く、甘い、みりんでも入っているのではと思うくらいで、慣れるとこの味噌でなければとなるのだが、大洲地方の麦みそは茶色で、甘いとは思っていなかったが、妻が県外からで、この味噌でも発酵臭と甘さで何年も慣れなかった。
宇和島以南では、味噌汁にも、魚を焼いて味噌こしで入れることが多く、この甘い味噌であれば、魚の匂いが、とてもおいしく感じられる。
ゴンズイで作った物が一番おいしいらしいが、この味噌汁で、姉につっくてもらった、見た目驚愕でおいしかったのが、新鮮な小イカ(スルメイカ)をぶつ切りにして入れた真っ黒な味噌汁、玉ねぎと、わかめと、豆腐が入っていてネギが散らしてあった。
「伊予さつま」は、八幡浜市をはじめ、南予地方一帯の郷土料理として知られている。白身魚とはあるが、県下全域でつくられる「さつま」は、地域により魚もさまざま。タイ以外では、コズナ(赤アマダイ)、エソ、アジ、カマス、ヒメチ、ボラ、イワシ、その他雑魚など、山間部だとイリコや、コイ、フナ、ハヤなどの川魚も使うので白身魚に限ったわけではない。
県の南西部の宇和島市や愛南町では、昔は麦飯がよく食べられていた。漁師が舟の上で食べたという「さつま」はぱさぱさした麦飯をおいしく食べられるように工夫した料理であり、伊予さつまとも呼ばれている。
これと似たもので「冷や汁」があり、焼き魚をこし入れた味噌汁を濃い目に作り、氷、豆腐(手で崩す)、糸こんにゃく(触感が残るくらいに切る)、薄切りキュウリの塩もみ、薬味にネギ、青シソ、みょうがなど、を入れて、温かいご飯にたっぷりかけたもの。
麦味噌 180~200g
白身魚 味噌10に対し4~5の割合
こんにゃく 1/2丁
砂糖 小さじ1
醤油 小さじ1
みかんの皮 少々
ねぎ 少々
麦飯 4人分
だし汁 1~2カップ
一般的には、魚を焼いて、熱いうちに身をほぐしすり鉢に麦味噌と魚の身を入れて混ぜ、すり鉢に身をほぐした後の、頭、骨でとっただし汁を入れる。薄く味をつけたこんにゃくは短冊切りにし、洗いねぎ、みかんの皮のみじん切りをお好みに応じて、温かい麦飯にかけて食べる。きゅうりなどを具材にいれることもある。
(この材料、分量は、ネットを参考にしているが、氷を入れたら「冷や汁」だと思う。もっと魚の量が多く必要だと思う。「冷や汁」「魚の味噌汁」は前述の通り作れば、簡単にできる。)
僕の家では、鯛が、釣りに行くと毎回最低でも1人2~3枚、春から秋にかけて、10枚以上釣れるので、うろこ、内臓、頭、尾びれを取って、冷凍してあり、解凍して塩を多めに振り少しおいて焼いて身を取って使うのだが、上記味噌の2~3倍は入れる。そのため、だし汁はうま味調味料又は昆布だしを入れるだけで、アラから取ったりはしない、出来上がり状態、濃さ・塩味を想像し、味見をしながら、調整する。なお、ミカンの皮でなく、柑橘(柚子、スダチ、カボス等)を吸い口として入れる。大洲の麦味噌の時は、甘さが足りないので、少しみりんを入れるが、砂糖・醤油は入れない。(本当の「さつま」を食べたいなら宇和島の麦みそ(大豆が入らない、真っ白な甘い麦みそ)の取り寄せを、お勧めします。)
かがす(摺り鉢)で魚と味噌を摺ったら、昔はガスコンロで、今はバーナーで焼く(焼かない人も多い)。
薬味にネギ、青シソ、みょうがや刻みのりすりごまを入れることもあり、温かいご飯にたっぷりかけて食べる。



