◇イギリスの詩人 アルフレッド・テニスン
◇題名「ユリシーズ」

全編は長い詩ですが、

この一節に人の生き方の大切なことが

言い表されているように思います。

ひとことひとことが力強い一節。

たとえ肉体は衰えても、

死を迎えるその日まで

なお希望と信念を持って

何か気高く重要な仕事を

なすために奮闘する。

こんな生き方をしている人に

心底しびれますね。

ユリシーズの最終段落

 
音声は映画007より。

[”Though much is taken, much abides,
and though we are not now that strength 
which in old days moved earth and heaven,
that which we are, we are... 
One equal temper of heroic hearts,
made weak by time and fate,
but strong in will 
to strive, to seek, to find, and not to yield.”]


多くを失ったが,多くが残っている,
私たちは天地を動かしたあの昔の力はないけれども,
私たちは私たちなのだ
英雄の心は一つの同じ気質なのだ,
時と運命のために弱くなってはいるが,意志は強い
努力し,求め,探し求めて,挫けずに。
( 野口忠男訳)

https://twitter.com/sibaccioさんのツイッターの記事から野口忠男さんの訳をみつけました。
・ユリシーズのこの一節は映画007スカイフォールの中でも引用されています。