幸せ収納®︎の片づけステップは
出す
分ける
選ぶ
しまう
この4ステップです。
今日は3つ目の選ぶステップについてお話ししますね。
人は選択肢が多すぎると、物を選べなくなるし、選ばなかった物に気持ちが残るということを知っていますか?
行動心理学では、決定回避の法則、選択肢削減の法則、ジャムの法則などと呼ばれています。
人が何かを選ぶのに適切な選択肢の数は3〜5つと言われています。
パスタや、ピザのメニューが多すぎて、うまく選べなかった経験をしたことありますよね?
いざ、頼んでみたものの、料理が出されるまでに、やっぱり違うのにすれば良かったかなぁーなんて、往生際が悪くなったり。
逆に3つのランチメニューのほうが楽しく選べたり。待つ時間の期待値も上がりませんか?
では、これを片づけに置き換えてみます。
片づけに悩む人の家には物が多いです。
出す、分ける作業だけで、疲れきってしまうので、要る要らないなど、感情を入れずに黙々とやってくださいね。と、お伝えしています。
そして、分けた物の中から選ぶステップに移るのですが、もちろん5つ以上の選択肢があるわけです。
20種類のピザメニューと同じです。うまく選べません。時間もかかります。
幸せ収納の選ぶ基準は、好きな物、使っている物、必要な物ですが、さきほどの選択理論に当てはめれば、選ばなかった物に気持ちが残ってしまいます。
そこで、登場するのが【迷いの物】
選びきれなかった物は【迷いの物】として【迷いのエリア】を決めてそこに集めていきます。【迷いの物】は、いったん生活エリアから外して生活をします。
無理して選ばなくて良い。ということです。
多くの選択肢の中から無理して選んで、選ばなかった物に気持ちを残せば、また同じような不安がやってきます。
その不安がリバウンドの元です。
【迷いの物】が【迷いのエリア】に集まっていく裏では、自分で選んだ物だけで暮らすという今までなかった経験をしていきます。
その経験が自信となり、いずれ【迷いの物】も自分で判断できます。
遠回りなようですが、自分の気持ちを確認する、大切にするためにも、選択も答えも急がないことです。
一歩ずつ。少しずつ。