自律神経がうまく働かない、ということはどういうことなのか。

自律神経失調症の不定愁訴というのは、交感神経の過剰な働きにより、副交感神経が殆ど作用していないことにあります。
副交感神経が作用しないということは、具体的に脳内伝達物質であるセロトニンが放出されない状態です。これが阻害されると常に興奮状態が続き、眠れない、イライラする、めまいが起きる、といった不定愁訴に繋がります。

セロトニンと対なるものがドーパミンです。
ドーパミンは確かに生きる上で必要不可欠です。
やる気を起こすのもドーパミンがあるからこそです。

何事もそうですが、過剰は良くない。
ドーパミンとセロトニンのバランスがうまくとれていなければ、身体の不調をきたします。

自律神経は脳から首周辺、そして背中へと伸びています。
首の圧迫や、首のコリにより、自律神経が不能になり、脳の司令が身体に伝わりません。
首の重さは思っているより相当重いものなのです。
それを支える首の不調があれば、当然自律神経も働きません。

というわけで、いかに首のコリ、圧迫が重症をきたすのか、というお話でした。