ちょこっと置ける |  女性建築家のくらし

 女性建築家のくらし

   
  港区麻布十番で、建築設計事務所を主宰している一級建築士です。9歳の息子と一級建築士の夫と3人家族です。

お家の設計をするときにも、気にしていること、、、たくさんある中のひとつ。

ちょこっと置けるところ をつくること。

わたしたちは普段、自分が朝起きてから、部屋の中を動いて、何を手にして、
そして置いて、座って、立って、など、どのように行動しているのかあまり気にしていません。

でも、設計をするときは、そうゆうことも考えます。
それは、まだつくられていない、すまいの中でのお話、、、いろいろ想像します。
お客様のライフスタイルを伺って、より使いやすい生活の流れ、、、生活動線を考えます。

そのひとつ ちょこっと置けるところ。

朝の新聞を置くところ
読み終わった新聞や雑誌をおくところ
たたんだ洗濯物を片付ける前におくところ
買ってかえってきた買い物袋をおくところ
子どもたちが持ち帰って来たものをおくところ
頂きもののお菓子をおくところ

などなど。

忘れちゃいけないのは、あくまでも仮置きだということ。

ちょこっと置けるところをつくっても、ずっと置いてしまうと、
次の瞬間から、ちょこっと置けるところはなくなってしまいます。

このちょこっとが便利なんです。

今のお家でちょこっと置けるところが見当たらない方、ぜひつくってみて下さい。
キャビネットの上とか、棚の一部とか、余白をつくると便利です。

あくまでも仮置きですよ~(笑)