2020年6月27日〜29日
27日午前の診療を済ませた後、タクシーで伊丹空港に向かう。目的地は青森だ。
コロナ前は伊丹〜青森の直行便が1日に何便かあったのだが、コロナにより直行便がJAL・ANA共に無くなり、全て羽田経由となっていた。
東京上空の夜景
羽田のラウンジより
そのため、羽田空港のラウンジで2時間程時間をつぶした後、青森空港に着いたのが21時30分頃。そこからタクシーで約1時間のところに目的地の弘前がある。
青森空港に到着
ホテルの部屋
弘前市
ホテルは「ドーミーイン弘前」だ。ビジネスホテルだったのだが、温泉もあり、和室を予約していたので超ご機嫌だ!チェックインを済ませた後、食事に行こうとするが、時間は23時でほとんどの店が閉まっていて開いていたのはラーメン店と居酒屋とピンサロくらい。もうピンク色のネオンに心を奪われる年でもなくなったのでコロナの心配も大丈夫だ!タクシーの運転手に魚が美味いと聞いていたので居酒屋に入り、生ビールと刺身の盛り合わせを注文したが、20分経ってもまったく出てこない。
下村「すみません、まだですか〜?」
店員「もう少し待ってください!」
心の中で「すでに大分待ってるわい・・・」と思いながら待ち続け、35分くらい経ってようやく最初の刺身が。「お待たせしました〜」と言って出てきたのが下の写真である。
青森の時間感覚は恐ろしかバイ!そのあとは次々に出てきた。
しかし、支払いを済まそうと思い、カードを渡したのだが10分経っても帰ってこない。
下村「あの〜まだですか?」
店員「あと少々お待ちください」
と言われて計15分程待ってやっと精算できた。青森タイムは恐ろしか〜
そしてホテルに戻りベットへ・・・
次の日の朝、9時に予約していたタクシーが到着し、行き先の住所が書いてあるメモを渡しいざ出発!
しかし、運転手が出発しない。
下村「どうしたんですか?」
運転手「こんな地名知りませんし、カーナビに入れても出てきません・・・」
下村「そんなはずないで・・・ほんならこの電話番号で検索してみてください」
運転手「わかりました・・・」
:
運転手「あの〜、この番号合ってますか?この電話番号打ち込んだら市役所が案内されるんですが」
下村「そんなはずないで・・・昨日も電話で話したばっかりやで」
運転手「ではタクシー会社に連絡してその会社の名前で調べてもらいます」
といって会社に連絡して調べてもらったのだが・・・
会社「そんな名前の会社は無いですね〜」
どうなってるんや青森は〜??
そうこうしているうちにアポイントを入れていた会社の方から約束の時間になっても私が来ないので心配になって私の携帯に電話をしてきて下さったことにより、なんとか行くことが出来た。
結局、電話番号も住所も会社名も実在しており、間違いは無かったのだ。やっぱり青森は恐ろしかバイ!
さて、その青森に何をしに来たかというと、この会社の社長さんと商談に来たのだ!
何の商談か?それは最近あるところから「こういった商品があるのだけれど・・・」といって持ち込まれた健康食品があり、それを自分の身体と息子の身体で試してみると、ビックリ!腰が抜けそうになった。
今、私が日本人の身体で一番問題になっている心臓弁が・・・。そして関節の可動域が・・・。
しかし、これはあくまで健康食品だし、ここは法治国家の日本である。健康食品で心臓の弁の機能が良くなるというようなことを言ったりしては日本の法律にも触れるので絶対に言ってはいけない。第一、健康食品を飲むだけでその場で弁の動きや関節可動域が大幅に改善されたりするはずがない。
そう言い聞かせながら会社の社長さんと工場長さんと2時間程お話をさせていただいた。
その時に濃度の高い液体でテストさせてもらったが、弁がスルスルとリリースされていくような感覚が伝わり、足関節の可動域が大きく変化したように感じたのは本当に驚いた。
が、しかし待てよ・・・。これは健康食品だ。こんなことが起こるはずがないではないか。それにもしあったとしても言ってはいけないのだ。と思い返し、我に返る。
さて話も終わり、工場長さんにタクシーを呼んでいただき武家屋敷と弘前城の見学ツアーに!
武家屋敷を4軒見学した後、弘前城へ行き東門のところで降ろしてもらうが、タクシーがあまり走っていないことから、この場所で待っていてもらうようにお願いし、お城を見学した。
タクシーを降りたのが11時半頃。天守閣だけの往復なら1時間もいらない。が、私は大のお城好き。弘前城は天守閣以外にも多くの門や石垣や堀が残っている。おまけにこの日は無料で藤田記念庭園が解放されていたので日本庭園も好きな私はカメラのシャッターを押しながらタクシーを待たしていたので少し早足で歩いて見て回った。待たせていなければあと2時間は楽しみたかったのに・・・
そして15時頃に降ろした場所に戻ると、あれっ・・・タクシーがいない。場所を間違えてるのかなぁと思い30分程歩き回って探したが、疲れたので別のタクシーを拾い、周囲を探してみたがやはりいない。仕方なくそのままタクシーでホテルに帰った。神戸に帰ってからそのタクシー会社に連絡をし、きちんと料金も支払ったのだが、運転手は私がタクシーを乗り逃げしたと思ったらしい。まぁ確かにお城を見回るには異常に長い時間かもしれなかったが・・・。私も運転手の電話番号くらい聞いておくべきであった。
その日の夕食は昨日の居酒屋の刺身が本当に美味しかったので寿司屋に行ってみたのだが、残念ながら居酒屋の方がはるかに美味しかった。この日もピンクのネオンに寄り道する事なくホテルに直帰し、10階の温泉に入り、1時間足つぼマッサージを受けた後、部屋に戻り熟睡。
月曜日は16時からの診療に間に合うように神戸に帰らなくてはならない。帰りの飛行機も直行便が無く、乗り継ぎして帰ろうとすると診療に間に合わなかったので、新幹線を使って帰ることにした。新青森〜東京間にはグリーン車の上のクラスであるグランクラスがあり、今回初めて乗ったのだがなかなか良かった。軽食が出るうえにドリンクが飲み放題であった。シートもサービスも飛行機のビジネスクラスのようであった。是非みなさんも機会があったら乗ってみて欲しい。
グランクラスの軽食
グランクラスのメニュー
今回は色々ハプニングもあったが、魚は美味しいし弘前城は本当に良かったのでまた桜の咲いている時期か紅葉の時にもう一度行ってみることにしよう!
おしまい。