子どもの頃から繰り返しみる夢がありました。
部屋や家に、様々な人が侵入してくる夢です。
どんなに狭い隙間でも、にゅる~っと侵入してくる。
年齢を経て、
こころの師匠、河合隼雄さんの著書『明恵 夢を生きる』を読み、
(表紙の絵もスゴイのです…!司修さんの絵です。)
夢が無意識からのメッセージだと気付きました。
印象に残っていたこの夢は、私になにを訴えているのか…
静かに身体に聞いてみました。
夢の中での感情はどんなだったか…
「気持ち悪かった。すごくイヤだった。怖かった。失礼なことをされた。イヤなのにやめてくれなかった。イヤなことを繰り返された。」
意外とたくさんの感情が出てきて、
そのうちピンときました。
「境界に侵入されて、それがイヤだったんだ…!私、侵入されてたんだ…!」
ある特定の人に、距離が近過ぎる振る舞いをされていて、
私は、それがイヤだという感情を抑えつけていたのです。
だから夢が何度も何度もイメージを見せてきたのです。
そのことに気付いて、はああ~っと涙が出てきました。
気付くと、胸がすうーっと軽くなりました。
まるで"憑き物が落ちた"みたいに。
私が気付くことが、"無意識"の目的の大半だったらしく、
「よしよし^ ^*」
と満足そうに奥へ帰っていきました。
それ以来、ぱったりとその夢はみなくなりました。
すごいですよね。
あとは勇気を出して、その人に言葉で伝え、以前より爽やかな関係になりました。
夢(無意識)は、賢くて親切で、いろいろなことを教えてくれます。
無いことにすると、おかしなことになる。
いつも声を聴くのです。